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| 部品組立型開発について | ||||||||||||
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業務システムの処理の6〜8割は画面出力や遷移、データベースへの入出力です。これらを部品化できれば、システム開発の大部分を削減できるのではないでしょうか。こんな思いから、部品組立型開発がコンセプトである、楽々Framework IIは生まれています。 ここでは部品化するためにどのような調査をし、その結果どのような部品の作成に成功したかを紹介します。まず業務システムで使われる画面を調査したところ、その大部分は下記の6種類の構成要素から組み立てられていました。
表2:構成要素 またその画面が図4となります。 この調査結果を受けて、上記のような画面出力部品が開発されました。これを「画面部品」と呼びます。これらの部品を組み合わせることでほとんどのプログラムの画面を表現することができるのです。 次に、業務システムの画面遷移とそれに伴うデータベースの入出力処理を分析しました。すると、扱うデータ項目やデータ構造に影響せず、プログラムの処理の種類によってほぼパターン化できることがわかりました。 ![]() 図5:画面の遷移や処理を部品化 例えば登録のプログラムであれば、図5に示すように「レコード1件入力 → 登録結果出力」という画面遷移になります(実際には「登録結果出力」の前にはデータベースに登録する処理も含まれます)。この調査結果を受けて、画面遷移と処理を実装した部品が開発されました。これをプログラム部品と呼びます。 |
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| 楽々Framework IIのアーキテクチャ:プログラム部品と画面部品 | ||||||||||||
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プログラム部品と画面部品の実体は、楽々Framework IIが用意しているJavaのクラスライブラリです。プログラム部品は、画面部品が複数組み合わせられて作られています。例えば照会のプログラム部品は「検索条件入力画面」「一覧表示画面」「明細表示画面」の3つの画面部品から構成されています。 ![]() 図6:プログラム部品と画面部品の関係 現在、プログラム部品は登録・照会・更新・削除・CSVダウンロードなど、約450種類用意されています。この豊富なプログラム部品の中から必要なものを組み合わせてシステムを構成できるようになっています。 ![]() 図7:部品組立感覚で機能を追加 |
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| 項目オブジェクト | ||||||||||||
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前述の画面部品やプログラム部品は再利用を前提として作成していますので、画面の表示項目、対象とするデータベースのテーブル名やフィールド名などは埋め込まれていません。これらはパラメータファイルから指定するようになっています。その際、表示名称や入力形式などをパラメータファイルにいちいち記述しなくても済むように、これらの情報をまとめて部品化したものを指定します。この部品を項目オブジェクトと呼びます。 項目オブジェクトは表示属性やエラーチェックやデータベースの属性などの情報を保持します。 |
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