第6回:「見える化」「見せる化」のための課題 〜セキュリティアプライアンス (3/3)

Enterprise Materialized Information
意思決定の迅速化!見える化・見せる化ソリューション

第6回:「見える化」「見せる化」のための課題 〜セキュリティアプライアンス

著者:日本アイ・ビー・エム  藤 泉也   2007/4/5
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連載終了にあたって

   連載全6回にわたって企業内情報の見える化・見せる化のためのベストプラクティス「Enterprise Materialized Information」のコンセプトと活用例を説明してきた。

   最後に、IBMではEMIソリューションを提唱すると同時にそれらの実現手段として2つのエディションを発表しているので簡単に紹介したい。
Enterprise Materialized Information - IBM DB2 OmniFind Edtion

   検索ポータル製品IBM DB2 OmniFindを軸としてIBM Lotus Notes/DominoやサードベンダーのBI製品を含んだ可視化を実現する。

   現在検索対象となるBI製品としてCognos8 BI Serverがあり、図4はOmniFindと連携した際のデモ・イメージである。Cognos8 Query Studioで作成した分析レポートを直接OmniFindの検索ポータル画面から検索可能だ。

Enterprise Materialized Information OmniFind Edition
図4:Enterprise Materialized Information OmniFind Edition
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


Enterprise Materialized Information - Oracle Edtion

   Oracle Editionでは、IBMが提唱するEMIソリューションをOracle製品を使って実現する。検索ポータルには Oracle Secure Enterprise Search 10g、ID管理にはOracle Identity Management、そしてBIはOracle Business Intelligence Standard Edtionを利用し、BIコンテンツを含む様々な形式のデータを横断的に検索することが可能になる。

Enterprise Materialized Information Oracle Edition
図5:Enterprise Materialized Information Oracle Edition
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   上記2つのEditionはいずれもIBMのUNIXサーバであるIBM System p上で稼働し、拡張/仮想化技術によりシステム・リソースの有効活用・運用・管理が容易な情報活用基盤プラットフォームを提供している。

   6回にわたりお付き合いいただいた読者に深く感謝するとともに、本連載が情報活用基盤作りの一助になれば幸いである。

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日本アイ・ビー・エム株式会社  藤 泉也
著者プロフィール
日本アイ・ビー・エム株式会社  藤 泉也
1999年、日本アイ・ビー・エムに入社。損害保険会社のシステムインテグレーション、ERPソリューションのセールス・テクニカルサポート担当を経て、2005年からビジネスインテリジェンス、情報共有基盤に関するソリューション提案と技術支援を推進している。活動を通じて企業内情報の「メタボリック症候群」が確実に進行していることを実感。経営イノベーション グローバルISVソリューションズ所属。


INDEX
第6回:「見える化」「見せる化」のための課題 〜セキュリティアプライアンス
  情報共有の裏にはびこる情報漏洩
  仮想統合を支えるID管理ソリューション
連載終了にあたって
意思決定の迅速化!見える化・見せる化ソリューション
第1回 すべての人のための情報活用基盤構築の3原則
第2回 重要な情報はどこにある?効率的なデータ活用で「できる営業」に!
第3回 品質管理は製造業のアキレス腱!情報活用で迅速化・効率化を目指す
第4回 必要な人材はどこにいる?企業のコンピテンス管理と人材の検索
第5回 コンタクトセンターで何が起きている?顧客満足度を高めるコンタクトセンター
第6回 「見える化」「見せる化」のための課題 〜セキュリティアプライアンス

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