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| センター型の利点 | ||||||||||||
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この方式の利点としては以下のような点があります。 |
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| TCO削減 | ||||||||||||
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サーバ側でデータやアプリケーション、ユーザ設定を一元的に管理できるため、アプリケーションの追加やバージョンの管理など従来端末単位で行っていた管理が削減できTCOの削減が期待できます。ただし、初期コストはネットワークの再設計、可用性や堅牢性の程度によってファットクライアントなどによる従来システムと変わりないか、高くなります。 |
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| 端末からの情報漏洩リスクの軽減 | ||||||||||||
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シンクライアント端末にデータを保存する機器(ハードディスクなど)、データを投入する機器(CD-ROMドライブなど)がないため、端末の紛失などによる情報漏洩リスクはありません。 ただしWindows XP Embeddedがシンクライアント端末のOSとして採用されていますので、それがウイルス感染してネットワークに繋がったシンクライアント端末からウイルスがサーバ側に感染し、情報漏洩するリスクがあります。例外として、サン・マイクロシステムズ社のSun Rayはシンクライアント端末にOSを搭載していないので、このようなウイルス感染リスクがないといっていいでしょう。 |
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| モビリティ | ||||||||||||
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シンクライアント端末自体を持ち運び、無線LANなどでネットワークに接続することで、いつでもどこでも社内ネットワークにアクセスができます。ただし、従来通り端末を持ち運ぶので重いのが欠点です。 サン・マイクロシステムズ社のSun RayではICカードでユーザ認証し、同じSun Ray端末であれば「セッションの移動」ができるので、端末を持ち運ぶのではなくICカードを持ち運ぶだけで良くなります。サン・マイクロシステムズ社は「モバイルしたいのは端末ではなく情報へのアクセスである」としています。 |
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| 耐久性とエコロジー | ||||||||||||
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シンクライアント端末には稼動部分(ハードディスクのアームや冷却ファン)や電力消費の多いCPUやハードディスクを搭載していないのが特徴です。いずれのシンクライアント端末も稼動部分がないので製品寿命が長くなり、産業廃棄物として廃棄する端末を削減することができます。 但し、Sun Ray以外の一般的なシンクライアントは、Intel社やAMD社などの一般的なPCに使われているCPUを搭載しているため、シンクライアント端末自体の消費電力とサーバ側に設置するサーバの消費電力の合計が、従来システムより多くなる可能性があります。 |
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| センター型の配慮すべき点 | ||||||||||||
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この方式の場合、注意すべき点としては以下のような点があります。 |
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| 動作するアプリケーション | ||||||||||||
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サーバ側にあるアプリケーションを複数ユーザで同時利用するため、マルチユーザに対応していないアプリケーションは利用できません。端末のBIOSと通信するアプリケーションやPC個体ごとのディレクトリにユーザ情報を格納しているようなアプリケーションなどが考えられます。 |
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| アプリケーションの種類 | ||||||||||||
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画面転送方式なので、画面の動きが速くて大画面でしか効果がないようなアプリケーションは不向きだといえます。Webによるストリーミングビデオ程度なら問題ありませんが、動きの早いDVDの映像をフルスクリーンで見ることやシュミレータソフトなどは不向きでしょう。ただし、この制限はネットワークの速度が早ければ解決するものです。 |
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