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| 2. 画像転送方式(ブレードPC型) | ||||||||||||
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センター型と違って、1つの端末に1つのブレードPCを割り当てて利用する方式です。従来のように利用者の机にPCを置くのではなく、サーバルームのような場所にブレードPCを配置します。シンクライアント端末ではWindows XP Embedded上にクライアントソフトウェアを実装し、ICAクライアントやRDPクライアントを使って画面を転送する形態なので、サーバ側にある自分に割り当てられたPCを遠隔操作している感じになります(図2)。 |
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| ブレードPC型の利点 | ||||||||||||
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ブレードPC型の最大の利点は「動作するアプリケーション」です。自分のPCがサーバ側にあるだけなので、サーバ側にあるアプリケーションを複数ユーザで同時利用することはありません(ファイルサーバなどは共有していることが多い)。ですから、従来システムからシンクライアントシステムに変更しても、これまで動作していたアプリケーションはほとんど動作するといっても大丈夫でしょう。 またセンター型と同様に、表3にあげた利点があります。
表3:ブレードPC型の利点 |
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| ブレードPC型の配慮すべき点 | ||||||||||||
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この方式では「TCO」について注意しておく必要があります。 これまで机にあったPCがサーバ側いわゆるラックに収まっただけなので、机の上で行っていた作業がサーバ側に変更されただけです。また、クライアント側にもサーバ側にも汎用のCPUやメモリが搭載され、Windowsライセンスもクライアント側、サーバ側に必要なので、初期コストや運用保守コストは増加する可能性があります。 またセンター型と同様に「アプリケーションの種類」についても配慮が必要です。 |
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| 3. 画像転送方式(仮想PC型) | ||||||||||||
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センター型とブレードPC型の中間のような方式で、1つのサーバに仮想的にいくつものOSを起動し、各ユーザがサーバ側にある仮想的なPCにシンクライアント端末からアクセスする方式です(図3)。 ![]() 図3:画像転送方式(仮想PC型) |
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| 仮想PC型の利点 | ||||||||||||
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この方式の利点は、センター型やブレード型と同様に以下の点となります。
表4:仮想PC型の利点 |
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| 仮想PC型の配慮すべき点 | ||||||||||||
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この方式では、以下の点に注意してください。 |
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| TCO | ||||||||||||
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これまで机にあったPCがサーバ側の仮想PC内に移行しただけなので、机の上で行っていた作業がサーバ側に変更されただけです。また、クライアント側にもサーバ側にも汎用のCPUやメモリが搭載され、Windowsライセンスもクライアント側とサーバ側に必要なので、逆に初期コストや運用保守コストは増加する可能性があります。また、仮想PCを作り出すミドルウェアなども追加で必要となります。 |
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| 動作するアプリケーション | ||||||||||||
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サーバ側にあるアプリケーションを複数ユーザで同時利用するため、マルチユーザ対応していないアプリケーションは利用できません。端末のBIOSと通信するアプリケーションやPC個体ごとのディレクトリにユーザ情報を格納しているようなアプリケーションなどが考えられます。 またセンター型やブレード型と同様に「アプリケーションの種類」についても配慮が必要です。 |
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