NEC、「WebSAM」とLinuxパッチ適用ツール「Qloc engine」の連携強化
Linuxパッチ運用管理
2007/4/18 14:00
複数台のサーバに対して、個別にパッチの適用が可能
NECは4月18日、同社の運用管理ツール「WebSAM」とクワンティのLinuxパッチ適用ツール「Qloc engine」の連携を強化し、提供を開始すると発表した。
「Qloc engine」は、Linuxやサーバ上で稼動するオープンソースミドルウェアに向けたパッチ適用ツールだ。複数台のサーバに対して個別にパッチの適用ができるほか、特許を取得しているクワンティ独自の更新方法によって、センター側のコンピュータの負荷を回避できるという。
今回の製品間連携によって、「WebSAM」で「Qloc engine」のログを監視し、効率的なパッチ管理が実現できるとのことだ。具体的にはパッチの適用が失敗した場合に「WebSAM」のナレッジデータベースから、失敗の詳細と対応方法を管理画面に表示する。これにより運営者の負担を軽減できるという。
「WebSAM」による管理画面（状態を視覚的に見ることができる）
（画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します）
両社はLinux／OSS採用に積極的な中堅・中小企業やIDC市場を中心に、市場展開を進めていくとのこと。なお「WebSAM」を現在利用しているユーザに対しては、「Qloc engine」のナレッジデータを登録したナレッジデータベースを無償で提供するとしている。
（ThinkIT編集局 曽我 一弘）
