IP-PBXの高可用システム導入が評価

ターボリナックスは3月22日、日本電気（以下、NEC）が主催する「CLUSTERPRO FORUM 2007」において「CLUSTERPRO AWARD Best Solution」を受賞したと発表した。

同社は2000年10月よりNECのクラスタリングソフトウェア「CLUSTERPRO」のLinux版にOEM対応した「Turbolinux ClusterHA」を販売開始しており、高可用性を求められるミッションクリティカルなシステムにおいて多数の導入実績があるという。

今回受賞したシステムは官公庁向けのCTIサーバで、同社が開発／販売するIP-PBXソフトウェア「InfiniTalk」を利用したものだ。24時間365日の連続稼動を求められるシステムに対し、CLUSTERPROを組み合わせたソリューションの導入実績がNECから高い評価を受けたとのことだ。

「InfiniTalk」は、オープンなIPテレフォニープロトコルであるSIPに準拠し、オープンソースPBXである「Asterisk」をベースとしたIP-PBXソフトウェアである。NTTひかり電話ビジネスタイプやMEDiA IP PHONEへ正式対応しているほか、独自のWeb管理コンソールによる容易な運用とソフトウェアベースによる高い拡張性で、導入が進んでいる。

同社では、これまで8年間培ってきたミッションクリティカル分野でのシステム販売実績や構築ノウハウを活用し、今後もNECの「CLUSTERPRO」による高可用性クラスタソリューションを、IPテレフォニー以外の様々な分野においても展開していくとのこと。

なお今回の受賞に関して日本電気 コンピュータソフトウェア事業本部長の山元 正人氏は「すでにデータベースシステム、インターネットサーバシステムにおいて、多くのCLUSTERPRO導入実績をお持ちの中、新たなシステムとして昨今大きな注目を集めているIP-PBXという分野でもいち早くCLUSTERPROを活用し、24時間稼働し続けるIP-PBXシステムの確立、導入を推し進められております。本AWARDはそれを賞して授与させていただいたものとなります。今後とも、CLUSTERPROに関する多くの経験とノウハウを活用され、斬新であることのみならず、引き続き、お客様にとって有為なソリューションを提供されることを期待しております」とコメントしている。

問い合わせ先

ターボリナックス株式会社

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URL：http://www.turbolinux.co.jp/info/

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（ThinkIT編集局  神保 暢雄）