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パフォーマンス徹底比較!! Seasar2 VS Spring
第2回:init処理とprototype
著者:
株式会社電通国際情報サービス 比嘉 康雄
株式会社アークシステム 本間 宏崇
日本ヒューレット・パッカード株式会社
2006/6/8
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結果
それでは結果を見てみましょう。図1のコンテナ生成に約3倍の差(コンポーネント1,000個で1秒)がつき、図2のコンポーネント取得はほぼ同程度になりました。
図1:init処理を加えた際のコンテナ生成
図2:init処理を加えた際のコンポーネント取得
理由
init処理を行わない場合(第1回の図1、2)と比べると、コンポーネント取得時にかかっていた負荷がコンテナ生成時に移っているように見えます。また第1回の図1と図2を加算した値が、今回のコンテナ生成時の時間(図1)とほぼ同じことに気づくでしょう。
図2のコンポーネント取得が同程度なのは、singletonコンポーネントの生成がすでに完了しており、単にコンテナから取り出すだけだからだと考えられます。
なお以降の測定では実際に近い形態で測定するため、Seasar2ではコンテナ生成時にinit処理を行い、SpringではClassPathXmlApplicationContextを使用します。
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著者プロフィール
株式会社電通国際情報サービス 比嘉 康雄
1992年、電通国際情報サービス入社。1996年にOracleに触れたことでソフトウェアの魅力に開眼。その後、日本産オープンソース「Seasar」の開発を中心になって行い、2004年5月に「Seasar2」をリリース。
http://www.isid.co.jp/
http://d.hatena.ne.jp/higayasuo/
著者プロフィール
株式会社アークシステム 本間 宏崇
プログラマ。2004年より(株)アークシステムに所属。最近の興味はペアプログラミング・テスト駆動開発・プロジェクト自動化など。現在はWebアプリケーションフレームワーク「Teeda
(
http://teeda.seasar.org/ja/
)」の開発に携わっている。
著者プロフィール
日本ヒューレット・パッカード株式会社
今回、Seasar2とSpringのパフォーマンスの検証を行う際の環境を提供しています。
INDEX
第2回:init処理とprototype
はじめに
結果
prototype