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| オープンソースとLAMPの存在がプログラム環境を変える | ||||||||||
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オープンソース、特に「LAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)」が喧伝されてから久しいですが、それでも実際に現場に身を置いていると、まだまだPHP技術者不足を感じることがあります。 PHPだけがプログラミング言語ではありませんが、今後様々な意味においてPHPを使った開発をはじめとした技術が必要になるでしょう。そこで、本連載では3回にわたり、PHP開発の「光」と「影」について解説します。 |
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| PHPは習得しやすいか | ||||||||||
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一般的に「PHPは習得しやすい」といわれています。これは、例えばJavaと比較して、新入社員が現場で実際にプログラミングできるようになるまでの育成時間に着目すれば、その差は明らかでしょう。 Javaが難しいといわれるのは、Javaが言語として難しいというよりもオブジェクト指向の考え方を理解することが容易でないからだと考えられます。同じプログラム言語というカテゴリ分けで、単純にJavaとPHPは比較できない部分がありますが、プログラマとしての立ち上がりに着目すれば、そこに差があることは否めません。 実際に「プログラミング言語がシステムの開発スタイルを変える」ことがあります。また同様に「プログラミング言語がシステムの品質や生産性に影響を与える」ことも事実です。 |
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| 開発スタイルを変化させたC言語 | ||||||||||
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ここで、1970年前後に登場したUNIXとC言語の関係について考えてみます。 C言語の登場により、それ以前からのプログラム開発スタイルを一変させました。従来のプログラミングでは、最終的にシステムが稼働する「ターゲットマシン」を開発マシンとして用意することが普通でした。 しかしC言語では、開発マシンがターゲットマシンと同じである必要はありません。再コンパイルを行うことで他のマシンや環境で、開発したプログラムを動作させることができるからです。つまり、極端にいってしまえば、UNIXマシンが1台あれば、どのような稼働環境のシステムでも開発を行うことができたのです。 ![]() 図1:UNIXマシンとC言語による開発環境 90年代に登場したJavaは、さらにプログラム環境を変えました。Javaのバイトコードを実行するための環境さえあれば、再コンパイルの必要すらなくなりました。これは開発環境の革命であり、同時にオブジェクト指向時代の幕開けでもありました。 このように、時代とともに新しい言語や開発ツールが生まれ、その度に「変革」がもたらされました。 |
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