「現在Red Hat Enterprise Linux上で動いているエンタープライズJavaとして、1番広く利用されているのはJBossだと考えています。もともと関係の深いこの2社が1つになることで、重要な日本という市場でJBossの製品やサービスを発表できる大きな機会だと考えています」と日本へさらなる注力を行う点を強調した。
JBossロードマップとJBoss AS 5.0について〜JBoss Roadmap and Overview of V5〜
引き続き、Connolly氏によるJBoss製品の概要とJBoss AS 5.0に関する講演が行われた。Connolly氏はその中で「私は数学的な方程式が大好きです。今回の買収については2つの会社が1つになって1+1=2の力を持つにとどまらず、そこで2以上の価値をもたらすものだと考えています」と、これまで以上に力を発揮できる環境が整ったと語った。
現在JBoss AS 5.0のβ版が公開中であり、シンプルで入手しやすい価格でのSOAプラットフォームとしての展開を考えているという。SOAプラットフォームとして見た場合、ユーザインターフェースが必要なアプリケーションと不必要なもの、そしてその両方に跨るものの3種があるという。その中でどれか1つの部分が強化されるのではなく、それぞれが重要であるという。