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日本ネットワーク・アプライアンス株式会社
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日本ネットワーク・アプライアンスの「NetApp FAS3000」をぷららネットワークスが採用

2006/12/21
新ユーザ認証データベースシステムにストレージシステムを導入

   日本ネットワーク・アプライアンスは12月21日、同社のストレージシステム「NetApp FAS3000」がぷららネットワークスの認証データベースシステムに採用されたことを発表した。すでに同ストレージを使用したデータベースは本年10月より本格稼動を開始している。

   今回の導入は、ぷららネットワークがサービスを提供しているインターネットサービスプロバイダ「ぷらら」におけるユーザ認証データベースシステムのリプレースに関連して行われた。このような大規模ユーザ認証システムでは、ハイエンドのUNIXサーバとFC-SAN(Storage Area Network)の組み合わせが用いられているが、運用には高い管理スキルとそれに伴う管理コストの増大が課題となっていたという。

   新システムへの移行は、主にこの運用管理の簡素化と性能の向上を目的に行われ、管理が容易に行えるNASとしてNetApp FAS3000が採用された。今回の事例ではNetApp FAS3000をクラスタ環境で使用し、総容量4TB、2ノードのRACによって構成されているとのこと。

   新システムではストレージシステムをFC-SANからNASに移行することで、ファイルシステムとしてデータへアクセス可能になり、ストレージに関する特別な知識がなくても管理可能な環境を実現したという。さらに、読み出し/書き込みの高速化によって、1秒あたりのユーザ認証処理数が従来に比べ3倍になるとともに、ユーザ認証ログのバッチ処理時間の短縮も実現している。

   今後も日本ネットワーク・アプライアンスでは、ぷららネットワークスが計画している次期データベース構想におけるストレージプラットフォームの提供を通じ、同社のインターネットサービスの品質向上に貢献していくとのこと。

問い合わせ先
日本ネットワーク・アプライアンス
http://www-jp.netapp.com/

(ThinkIT編集局  神保 暢雄)