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日本通信が環境適応型プラットフォーム「CentraPolicy」を提供開始

2007/1/29
クライアントPCのセキュリティを確保

   日本通信は1月29日、クライアントPCのセキュリティを確保するための環境適応型プラットフォーム「CentraPolicy(セントラ・ポリシー)」の提供を開始すると発表した。

   同社によると、PCの出荷台数が増えるにつれ、PCの利用場所が拡大傾向にあるという。このため、企業ではどのような手段でセキュリティを確保するかが課題となっており、その解決策としてセキュリティプラットフォーム「CentraPolicy」を提供するとのこと。

   同ソリューションは検疫やファイアウォール、通信制御、外部デバイス制御などのセキュリティポリシーを実行するクライアント/サーバ型のシステムで、ノートPCの利用場所ごとにポリシーを設定できる「環境適応型」ソリューションとのこと。

   ユーザが企業内にいる場合だけでなく、社内ネットワークを離れて自宅や出張先のネットワークに移動した場合でも、PCの利用環境を自動的に認識して利用場所に応じたセキュリティポリシーを適用できるとしている。

   また、サーバ側でセキュリティポリシーを一元管理できるため、IT管理者はセキュリティポリシーを変更するたびにPCを回収/設定する必要はないとのこと。また、ほかのセキュリティアプリケーションの共存が可能で、セキュリティ環境を強化できるという。

   主な機能は以下の通り。

検疫機能
アンチウィルスの更新チェック機能、検疫処理モード設定
VPN強制機能
VPN強制接続、スプリットトンネル制御
ファイアウォール機能
アプリケーション制御、アクセス制御、ステートフル制御
ワイヤレス接続制御
Bluetoothや赤外線通信の接続制御、WEP/WPAなどの利用制限、SSID/MACアドレスによるアクセスポイント制限、アドホックネットワークの利用制限、アダプタブリッジの利用制限
USB/外部デバイス制御
特定デバイスの利用制御、USBおよびCD、DVDの利用制限
コンプライアンス・レポート機能
外部デバイスやネットワークへのアクセス状況、ブロックされたパケットのログなどのコンプライアンス・レポートを作成

   ライセンス料は、サーバは月額2万4,000円、ユーザは1クライアントごとに月額700円となる。また初期費用として、導入時にサーバに15万円、1クライアントごとに1,000円がそれぞれ必要とのこと。

問い合わせ先
日本通信株式会社
http://www.j-com.co.jp/

(ThinkIT編集局  神保 暢雄)