ボーランド、顧客中心の新しいアプローチOpen ALM宣言と対応製品を発表
ALM開発ライフサイクルビジネスプロセス
2007/2/9 11:00
特定の開発プロセス、ツール、プラットフォームに束縛されないOpen ALMソリューション
米ボーランドソフトウェアコーポレーション(以下、ボーランド)は1月29日(米国時間)、開発プロジェクトを管理されたビジネスプロセスに変革する顧客中心の新しいアプローチ、Open ALMを発表した。また、製品戦略の概要および、開発プロジェクト状況をリアルタイムで可視化し、開発ライフサイクル全体を通してソフトウェア品質の評価基準を提供するOpen ALMの新製品「Gauntlet」もあわせて発表した。
Open ALMとはOpen Application Lifecycle Managementの略でアプリケーションライフサイクル管理の市場において、ユーザが開発プロセス、ツール、プラットフォームを自由に選択できることを指す。同社では、Open ALMにより、開発ライフサイクルを支援する複数のツールを統合することで、ユーザの開発業務を自動化し、統一された評価基準に基づいた状況の可視化を実現するものだ。
今回発表するGauntletは、継続的にビルドとテスト作業を自動化する製品で、ソフトウェア品質を継続的に追跡・測定・改善することで、開発ライフサイクル全体を通して品質保証を実現するという。また、オープンフレームワーク上に構築されているため、サードパーティー製も含めた広範囲のテストツールからの情報を集約し、ソフトウェア品質の評価基準と状況について、ダッシュボードを通じて監視することが可能になるとのこと。
ボーランドは、4つのALMソリューションを提供しているが、今後2年間で既存製品を最新のオープンアーキテクチャへ対応していくという。これによってユーザは必要に応じてサードパーティー製ツールを組み込むことができるようになる。
(ThinkIT編集局 千本松 歩)