インテル、無線通信によるブロードバンド接続技術「WiMAX」への取り組みを発表

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インテル、無線通信によるブロードバンド接続技術「WiMAX」への取り組みを発表

WiMAX無線ブロードバンド

2007/4/10 14:00

デジタルデバイドをWiMAXを用いて解消

インテルは4月9日、規格化が進められている無線通信によるブロードバンド接続技術「WiMAX」の概要と現在の取り組みについて発表を行った。

まずインテル 事業開発本部 宗像 義恵氏が同社の取り組みである「Intel World Ahead Program」を紹介し、「WiMAXに限らず、無線や有線によるブロードバンド接続技術は重要です。世界中で使える標準的な技術としてWi-Fiがありますが、WiMAXもその1つとなるように取り組んでいきます」と述べた。

インテル 事業開発本部 宗像 義恵氏

インテル 事業開発本部 宗像 義恵氏

続けてインテル 研究開発本部 庄納 崇氏がWiMAXの概要と同社の取り組みについて語った。

インテル 研究開発本部 庄納 崇氏

インテル 研究開発本部 庄納 崇氏

その中で庄納氏は、2003年のCentrinoブランドの登場以降、出荷されるノートPCのWi-Fi搭載率は2007年には100%に近い状況となり、モバイル環境での使い勝手が大幅に強化されていると述べ、さらに今後はWi-Fiや携帯電話をはじめとして状況に応じて使い分けられるシームレスな環境が必要であるとした。

庄納氏は「WiMAXは携帯電話とWi-Fiの中間に位置するもので、家庭内のブロードバンドと同様のものを屋外/モバイル環境でも提供するものです。2007年の1月にWiMAXフォーラムによる認証を得た初の製品が登場したことをはじめ、フォーラム自体のメンバーも急増し、勢力は拡大しています」と語った。

さらに、WiMAXの伝送方式や通信速度などの技術的解説を行い、既存技術との性能比較なども紹介した。今後はマルチモードおよびグローバルローミングなどを視野に入れ、国内外で連携しつつ尽力していくと締めくくった。

問い合わせ先

インテル株式会社

URL:http://www.intel.co.jp/

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(ThinkIT編集局  神保 暢雄)

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