「Debian GNU/Linux 13.7」リリース ─ 92件のセキュリティアドバイザリを反映
106パッケージを修正、Linux ABI 6.12.107+deb13の更新済みインストーラーも公開
14:12
Debian Projectは9月12日(現地時間)、Linuxディストリビューション「Debian 13 "trixie"」のポイントリリースとなる「Debian GNU/Linux 13.7」を公開した。
Debianは、コミュニティによって開発されている汎用Linuxディストリビューション。サーバーやデスクトップ、クラウド環境などで広く利用され、多数のLinuxディストリビューションの基盤にもなっている。
Debian GNU/Linux 13.7は、セキュリティ問題の修正を中心に、深刻な不具合への対応を安定版へ統合した更新。106パッケージに重要な修正が加えられ、LinuxカーネルやWebブラウザ、メールサーバ、暗号ライブラリなどを対象とする92件のDebian Security Advisory(DSA)が反映された。
ハイライトは次の通り。
〇Linuxカーネルに対する複数のセキュリティ更新を統合
〇Postfix、Samba、BIND 9、PowerDNSなどのサーバーソフトウェアを更新
〇タイムゾーンデータを「2026c」へ更新
〇Firefox ESR、Chromium、WebKitGTKの脆弱性を修正
〇OpenSSLを新しい上流安定版へ更新
〇QEMUのセキュアブート回避やバッファーオーバーフローなどを修正
〇libvirtの権限昇格、情報漏洩、サービス拒否などの問題を修正
〇ImageMagick、GLib、glibcのメモリー処理に関する複数の脆弱性を修正
〇PerlとPython 3.13のコード実行、ファイル上書き、サービス拒否などの問題を修正
〇Ansible Coreの任意コード挿入問題を修正(CVE-2026-11332)
〇Debian InstallerのLinux ABIを6.12.107+deb13へ更新
など。
今回統合された修正には、QEMUのセキュアブート回避(CVE-2026-16288)、libvirtの権限昇格(CVE-2026-63622)、dnsmasqのバッファーオーバーフロー(CVE-2026-12725)などが含まれる。
「Debian GNU/Linux 13.7」は、Webサイトからダウンロードできる。Debian 13.6のユーザは、アップグレードを施すことで13.7の環境となる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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