サイオス、Azure Active Directoryの認証を学術認証フェデレーションで利用できるサービスとして提供開始
2019年3月2日(土)
サイオステクノロジーは2月28日、学術認証フェデレーション(学認)で使用されている「Shibboleth Id Provider」で、日本マイクロソフトが提供している認証サービス「Azure Active Directory」と認証連携するモジュール「SIOS Authn Module for Azure AD」を開発し、このモジュールを利用したインテグレーションサービスを提供開始した。
2018年に複数の大学がフィッシングメールの被害に遭い、流出したアカウント情報から不正ログインが確認される事案が複数発生したことをを受け、大学や研究機関でログインのためのID・パスワードと併せてワンタイムパスワードなどによるユーザ認証の仕組みを導入するなど、複数の認証方法を組み合わせる多要素認証が導入された。サイオスは、2018年に大学の要請によって「SIOS Authn Module for Azure AD」を開発した。そして今回、同モジュール「をShibboleth Id Provider」に組み込むことにより、Azure ADが提供する高セキュアな認証の仕組みをShibboleth IdPで利用することができるようになる。
なお、Azure ADの多要素認証は「使用する」「使用しない」を制御できるため、個人情報を含むセキュリティ要件が高いサービスでは「使用する」、セキュリティ要件が低いサービスでは「使用しない」などの使い分けも可能。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
アナウンス
その他のニュース
- 2024/12/16 「KDE Frameworks 6.9.0」リリース
- 2024/12/15 オープンソースのライブ配信ソフトウェア「OBS Studio 31.0」リリース
- 2024/12/15 CentOS Project、「CentOS Stream 10」を発表
- 2024/12/15 オープンソースの監視ソフトウェア「Zabbix 7.2.0」リリース
- 2024/12/14 AWS、「Data Exports for FOCUS 1.0」の一般提供を開始
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- Microsoft 、「Microsoft Edge for Linux」の安定版リリース
- Microsoft、Linux版の「Microsoft Edge (開発チャネル)」をリリース
- Microsoft、「Microsoft Defender Advanced Threat Protection(ATP)for Linux」のパブリックプレビューを開始
- パッケージ作成ツール「Open Build Service 2.8」リリース
- パッケージ作成ツール「Open Build Service 2.8」リリース
- Microsoft、EdgeのJavaScriptエンジン「ChakraCore」をオープンソース化
- Microsoft、Webブラウザ「Microsoft Edge」をChromiumベースに変更、新版を発表
- Microsoft、Windows Subsystem for Linux(WSL)で動作するLinuxディストリビューション「WLinux」をリリース
- Microsoft、Windows Subsystem for Linux(WSL)で動作するLinuxディストリビューション「WLinux」をリリース
- パスワード管理サービス「1Password」のLinux版が正式リリース