NTTデータとNTTデータ先端技術、「Hinemos」によるシステム分析基盤を提供

2012年10月19日(金)

NTTデータとNTTデータ先端技術は10月17日、NTTデータが提供するOSS統合運用管理ソフト「Hinemos」(ヒネモス)で蓄積しているシステム稼働情報やジョブ制御情報を分析し、システム障害の原因究明、チューニングやキャパシティプランニングを可能とする、「Hinemos システムアナライズ」オプションの提供を開始した。本オプションはNTTデータとNTTデータ先端技術が共同で機能開発を行い、NTTデータが販売と保守サポートを提供する。

「Hinemos システムアナライズ」オプションは、これまでHinemosで蓄積していたシステム稼働情報やジョブ制御情報に対して、あらゆる種類のデータを高速で自由度の高い検索が可能という特徴を持つデータ分析ソフトウエア「Splunk」を活用し、これらの情報を一元的に分析することが可能。この分析基盤により、データセンターから小中規模システムまで幅広いユースケースに適した運用管理が可能となる。

Hinemos システムアナライズの主な特長は以下の通り。

・高速かつ自由度の高い分析・検索が可能
システム稼働情報、ジョブ制御情報の統計情報からトレンドの把握、異常検知や相関分析といった、幅広い分析が可能となる。本オプションは、データ分析ソフトウエアであるSplunkを基盤としており、Splunkが持つさまざまな高速な分析機能もそのまま利用できる。

・多彩な分析用レポートテンプレートを用意
システム稼働情報、ジョブ制御情報の分析において、汎用的に利用可能な分析用レポートをテンプレートとして用意。

・簡易な分析画面のカスタマイズ
ビューやダッシュボードといった表示機能を利用して、分析用レポートのテンプレート画面の組み替えや、ユーザー独自の分析画面をWebインターフェースにより簡易に設定・カスタマイズできる。

・マルチシステム対応
Hinemosにて管理する複数のシステムに対しても、一元的に分析が可能。クラウド化・仮想化が導入された複雑な環境にも対応。

・マルチユーザー対応
参照可能なシステムの範囲をユーザーごとに指定できる。これにより、システム間の情報の独立性やセキュリティーを確保したまま、マルチユーザーによる分析業務が可能となる。

・既存システムに影響なく構築可能
Hinemosにて収集済みの情報のみを利用するため、既存システムには一切影響なく構築ができる。


NTTデータ
http://www.nttdata.com/jp/

ニュースリリース(NTTデータ)
http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2012/101701.html

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