シスコ、ネットワークプロセッサ「nPower」を発表
シスコシステムズは9月24日、Internet of Everything(IoE)の実現に向けて専用に設計された世界最高のスケーラビリティとプログラマビリティを誇るネットワークプロセッサ「nPower」を発表した。
Cisco nPower統合型ネットワークプロセッサは、新たなレベルのパフォーマンスと帯域幅だけでなく、オープンAPIによるプログラマブルなコントロールと高度なコンピューティング機能も提供する。
nPower X1統合型ネットワークプロセッサは、nPowerプロセッサファミリーの第1世代であり、マルチテラビットにまでパフォーマンスレベルを拡張でき、兆単位の数のトランザクションに対応できる業界初のネットワーク プロセッサ。比類ないネットワーク速度とインテリジェンスを実現するnPower X1は、SDN専用に設計されており、オンザフライリプログラミングにより、新たなレベルのサービスアジリティと簡略化されたネットワーク運用を提供する。50件以上もの特許技術を採用しているnPower X1は、ネットワークプロセッシングに次のような進化ももたらす。
・1つのチップで本当の意味での400Gbps(ギガビット/秒)のスループットを初めて実現したこのプロセッサは、マルチテラビットネットワークのパフォーマンスを可能にする。すべてのパケット処理、トラフィック管理、入出力機能が1つのnPower X1チップに組み込まれており、高いパフォーマンスとスケーラビリティで動作する。
・業界最高性能のプログラマブルコントロール機能を提供し、1秒あたり何億ものユニークトランザクションをシームレスに処理できるように設計されている。nPowerの業界をリードするアーキテクチャーは、M2Mやスーパーハイビジョンビデオアプリケーションに対応できるよう設計されている。
・1つのチップに40億個のトランジスターが搭載されているnPower X1実装は、ネットワークプロセッサでかつてないレベルのパフォーマンス、機能、プログラマビリティ、スケーラビリティを実現する。
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