Wi2とアクセンチュア、新たなO2Oソリューションを生み出すサービス基盤の提供を開始
ワイヤ・アンド・ワイヤレス(以下、Wi2)およびアクセンチュアは11月5日、Wi-Fiアクセスポイントから収集される位置情報データ等と、先進のビッグデータ分析技術を組み合わせ、位置情報を活用した新たなO2O(Online to Offline)ソリューションを生み出すサービス基盤を共同で開発、およびその提供を開始することを発表した。
本サービス基盤は、外食産業、コンビニ、アパレルなどの小売業、レジャー・娯楽関連施設や公共交通事業など、顧客の街中における動きを適切に捕捉して自社の店舗等に導く施策が、サービスの向上や売り上げの増加につながる業界に大きく貢献する。
今回Wi2とアクセンチュアが共同で開発した基盤は、Wi-Fiアクセスポイントから収集される、連続かつリアルタイムな位置情報を取得・管理するWi2のWi-Fi基盤、およびオープンソースのHadoopを活用して、独自の高度な分析を可能とするアクセンチュアのビッグデータ分析基盤によって構成されている。
ユーザー企業は、自社で持つスマートフォンなどのモバイル端末向けアプリと本サービス基盤とを連携させることで、アプリをダウンロードした顧客の属性情報、ならびに位置情報から分析された趣味嗜好や行動パターンに基づく、顧客の好みに合ったコンテンツを最適なタイミングで配信するサービスなどの提供が可能になる。また、ユーザー企業には、分析結果から得られた高度な分析レポートの提供も可能であり、データに基づく意思決定やサービスレベルの向上にも貢献する。
顧客の趣味嗜好や行動パターンは、データが蓄積されるほど精緻化されていくため、POS(Point of Sales: 販売時点管理)や会員ID情報だけでは得られなかった、潜在的な顧客特性(例:自社の上顧客になり得るかどうかの推定など)の把握も可能にする。また、ユーザー企業が個別に保有する情報(顧客情報、購買履歴、閲覧履歴、操作履歴等)を本サービス基盤に連携させることで、顧客特性の分析精度をさらに高度化させることも可能。
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