東京エレクトロン デバイス、プライベートクラウド環境の構築を容易に実現する「Piston OpenStack」を販売開始
東京エレクトロン デバイス(以下、TED)は1月22日、米Piston Cloud Computing,Inc.と国内で初めて販売代理店契約を締結し、同社のプライベートクラウド向けOpenStackソフトウェア製品「Piston OpenStack」の国内販売を開始した。
「Piston OpenStack」は仮想化されたコンピューティング、ストレージ、ネットワーク環境を統合運用・管理するために作られたOpenStackをベースに、革新的なアーキテクチャ・機能を追加したプライベートクラウド環境を容易に構築可能にするOpenStackのターンキーとなるクラウドオペレーティングシステム。
「Piston OpenStack」を利用することで仮想環境インフラのプロビジョニングが容易になり、システム管理者の管理工数を大幅に減らすことが可能になる。TEDでは企業ニーズを満たす革新的なソフトウェア製品とサービスを提供することで、インフラ構成・運用面、サポート面での懸念を払拭し、国内でのOpenStack導入の発展に貢献する。
「Piston OpenStack」はサーバーごとにコンピュート、ストレージ、管理機能の一元化が可能で、スケールアウトが容易なシンプルな機器構成となっている。
Piston OpenStackの特長は以下の通り。
・Cloudboot
集中するノード群のプロビジョニング、管理、スケールアウトを提供
ベアメタルから仮想インフラ環境を10分で構築
・MoxieHA
すべてのクラウドサービスの高可用性を自動的に提供
・Virtual Memory Streaming
仮想マシンクローン技術による高速な仮想マシンの起動とマイグレーション環境を提供
・TEDより平日日中時間帯のオンサイトサポートを提供(オプション)
Think ITメルマガ会員登録受付中
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- OpenStackの最後の大物、日本に登場
- OpenStackの市場動向と商用ディストリビューションの登場
- プライベートクラウドが失敗する理由とは
- オラクル、Mirantisと協業して、迅速かつ簡単なプライベートクラウドのプロビジョニングを実現
- シスコがPistonを買収しOpenStackを強化、NTTデータが「Hinemos」をバージョンアップ、ほか
- OpenStack Days Tokyo 2015、キーノートから見える今後の行く先
- VCE、VBLOCKシステムの新ラインナップを発表
- 仮想化統合の問題を解決するプライベートクラウド
- #5 プライベートクラウドは第二世代へ- OpenStack Summit Boston
- Red Hat、OpenStackのエンタープライズ管理機能を拡張する「CloudForms 3.2」を発表