オラクル、可用性と拡張性の高いMySQL構成の管理を簡素化する「MySQL Fabric」を発表
2014年6月3日(火)
「MySQL Fabric」は、複数のMySQLデータベースの管理を簡素化する統合型システムを提供する。障害検知およびフェイルオーバーによる高可用性と自動化されたデータ・シャーディングによる拡張性を実現する。
「MySQL Fabric」を高可用性を実現する「MySQL Replication」と併用することで、サーバーに障害が発生すると、「MySQL Fabric」は、いずれかのスレーブ・データベースを選択して、新しいマスターに昇格させる。現在のマスターへのトランザクションの自動ルーティングとスレーブ・データベース間でのクエリーのロードバランシングを実行する。
自動化されたデータ・シャーディングと再構成により、開発および運用チームによる作業の管理が容易になる。これにより、シャーディングしたテーブルのスケールアウトや既存のシャードの移動、分割などが容易となる。
PHP、Python、Javaコネクタの拡張により、トランザクションとクエリーを正しいMySQLサーバーに直接ルーティングできるので、プロキシを通過させることで生じる余分な遅延を解消できる。
その他のニュース
- 2024/11/22 Oracle、Red Hat Enterprise Linux 9ベースの「Oracle Linux 9.5」をリリース
- 2024/11/22 ReiserFSがLinuxカーネルのサポートを外れる
- 2024/11/22 オープンソースの仮想化プラットフォーム「Proxmox Virtual Environment 8.3」リリース
- 2024/11/22 「Rocky Linux 9.5」リリース
- 2024/11/21 Arch Linuxのメニューベースのインストーラ「archinstall 3.0」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- 高可用性とデータ・シャーディングを実現できるMySQL Fabricとは?
- オラクル、「MySQL 5.7 Development Milestone Release(DMR)」をリリース
- オラクル、データベース性能を向上させた最新の「MySQL 5.7 Development Milestone Release」を発表
- MySQL5.5- 性能改善と可用性向上
- MySQL 5.6での機能強化点(その3)- 人気のレプリケーションが更に機能強化
- MySQL Clusterにおけるレプリケーション環境構築例
- MySQL Clusterにおけるレプリケーションの基礎
- MySQL Connect 2013でも発表されたMySQLの最新リリースと、関連ツールの基礎知識
- PostgreSQLクラスタの動向
- ここが新しい!MySQL 5.1