オラクル、可用性と拡張性の高いMySQL構成の管理を簡素化する「MySQL Fabric」を発表

2014年6月3日(火)

「MySQL Fabric」は、複数のMySQLデータベースの管理を簡素化する統合型システムを提供する。障害検知およびフェイルオーバーによる高可用性と自動化されたデータ・シャーディングによる拡張性を実現する。

「MySQL Fabric」を高可用性を実現する「MySQL Replication」と併用することで、サーバーに障害が発生すると、「MySQL Fabric」は、いずれかのスレーブ・データベースを選択して、新しいマスターに昇格させる。現在のマスターへのトランザクションの自動ルーティングとスレーブ・データベース間でのクエリーのロードバランシングを実行する。

自動化されたデータ・シャーディングと再構成により、開発および運用チームによる作業の管理が容易になる。これにより、シャーディングしたテーブルのスケールアウトや既存のシャードの移動、分割などが容易となる。

PHP、Python、Javaコネクタの拡張により、トランザクションとクエリーを正しいMySQLサーバーに直接ルーティングできるので、プロキシを通過させることで生じる余分な遅延を解消できる。


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