オラクルは、従来型およびクラウド、仮想化の各環境で利用できる、イノベーションやコラボレーション、ソリューション開発のために必要な機能とツールを提供するオープンソースオペレーティングプラットフォーム「Oracle Linux 7」を発表した。オラクルのSoftware Delivery Cloudから、自由にダウンロードし、配布できる。
「Oracle Linux」は任意のLinuxアプリケーションを実行できるように設計された汎用オペレーティングシステムで、サードパーティ製ソリューションに理想的なプラットフォームを提供する。ビジネスの目的に合わせて必要なソリューションを自由に選択できる。
今回のリリースではOpenStackなどの新テクノロジーをサポートすると同時に、最新のデータセンター向けに企業での使用に耐えるソリューションを提供する上で必要な最新のLinux技術、ツール、機能を提供するというオラクルのアプローチに基づいて設計されている。
「Oracle Linux 7」には、XFS、Btrfs、Linuxコンテナ(LXC)、DTrace、Ksplice、Xenの強化、「Unbreakable Enterprise Kernel Release 3」などの機能が搭載されている。
「Oracle Linux 7」が提供する運用ライフサイクルは10年間。「Oracle Linux Support」に登録した場合は、ライフタイム・サポートも提供される。「Unbreakable Enterprise Kernel Release 3」を利用するユーザーは、複数の主要リリース(「Oracle Linux 6.4」以降)でBtrfs、DTrace、Linuxコンテナ(LXC)などの機能を利用できるので、アップグレードを計画するための時間的余裕が得られる。
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