ユビキタスとミラクル・リナックス、日本発の車載機器向けLinux統合ソリューションの第1弾としてプロトタイプを開発
2015年1月17日(土)
ユビキタスとミラクル・リナックスは1月14日、ミラクル・リナックス社がTizen 3.0ベースで開発した組込みシステム向けLinux OS -Embedded MIRACLE IVI Editionとユビキタス社の組込みシステムの高速起動ソリューション「QuickBoot」を統合した組込みLinux統合ソリューションのプロトタイプを開発したと発表した。
本プロトタイプでは、ユビキタス社の高速起動の技術とミラクル・リナックス社の組込みLinuxの実績を生かし、Automotive Grade Linux(AGL)がリファレンスとして採用している車載情報機器向けプラットフォームTizen IVI 3.0をベースとしたシステムの高速起動を実現した。その結果、通常で数十秒かかる電源断からの起動を、わずか数秒に短縮している。
ユビキタスとミラクル・リナックスは、2014年9月に、自動車メーカーや機器メーカーを対象に、車載機器やIVI(In-Vehicle Infotainment)向けのソフトウェア販売から技術サポートまでワンストップで提供することを目的に開発、販売に関する業務提携に合意し、車載品質の組込みLinuxとミドルウェアを組み合わせたベストソリューションの共同開発を進めている。
今後も両社は、共同開発により、次世代IVI、ディスプレイオーディオ、統合クラスターパネルなどますます高度化していく車載機器のニーズに応える高品質なソフトウェアソリューションをワンストップで提供し、車載機器開発の加速、付加価値の向上を支援していく。
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