Amazon Web Services、クラウドでトレーニングした機械学習推論をエッジデバイスで実行する「AWS Greengrass ML Inference」を発表
2018年4月14日(土)
Amazon Web Services(AWS)は、クラウドのエッジとして接続したデバイスで機械学習推論を実行できる新サービス「AWS Greengrass ML Inference」を発表した。
「AWS Greengrass」は、クラウド上のエッジデバイスでAWS Lambdaによるプログラミングを実現するほか、クラウドとのデータ同期やメッセージングなどを可能にするソフトウェア。「AWS Greengrass ML Inference」は、AWS Greengrassに、エッジデバイス上で機械学習による推論機能の実行機能を追加したものとなる。
「AWS Greengrass ML Inference」は、Apache MXNet、TensorFlow、Caffe2、CNTKに対応しており、AWS上でトレーニングした機械学習モデルをAWS Greengrassからの操作でエッジデバイスに簡単に転送できる。また、AWS Greengrassコンソールでエッジデバイスのハードウェアアクセラレーターをリソースとして指定すれば、ローカルのアクセラレーターデバイスを活用できる。
「AWS Greengrass ML Inference」によって、クラウドでの機械学習の構築とトレーニング、エッジデバイスでの実行を支援する環境が揃う。
(川原 龍人/びぎねっと)
[関連リンク]
プレスリリース
その他のニュース
- 2024/12/25 プログラム言語「Ruby 3.4.0/3.4.1」リリース
- 2024/12/25 Apple Silicon向けの「Fedora Asahi Remix 41」リリース
- 2024/12/24 「PHP 8.4.2」リリース
- 2024/12/24 Arch Linuxをベースとした「CachyOS」の2024年12月版リリース
- 2024/12/23 システム管理者向けライブLinuxディストリビューション「Grml 2024.12」リリース
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- ハイプサイクルに登場する技術①ー エッジと組み込み型AI
- CTC教育サービス、Amazon Web Servicesのコースをリリース
- ブロックのようにサービスを組み合わせて使うAmazon Web Services
- AIを支えるハードウェアとライブラリ
- AWS、IoTデバイス向けOS「Amazon FreeRTOS」をリリース
- Cognitive ServicesからMachine Learning Servicesまで マイクロソフトの最新AIプラットフォーム総まとめレポート
- 元Juniperの技術者が創業したVolterraはエッジを統合するファブリックサービス構築を目指す
- 「PyTorch」がMeta(旧Facebook)からLinux Foundationの傘下に新しく設立されたPyTorch Foundationへ移管
- AWS、Kubernetesを手軽に実行する「Amazon EKS」を発表
- AWS、「Amazon Linux 2」をリリース