ラック、マルチクラウドにおける基盤構築・管理の自動化を支援する「Terraform Enterprise」の取り扱いを開始
2019年12月12日(木)
ラックは12月9日、HashiCorpの「Terraform Enterprise」の取り扱いを開始すると発表した。
「Terraform Enterprise」は、ハイブリッドクラウドやマルチクラウド環境に向けて提供されるIaC(Infrastructure as Code)製品。複雑化したクラウド環境に構築された情報システムを運用するために必要な機能が提供されている。
ユーザは、テキスト形式のファイル上に「どこのクラウドサービスのデータセンタで」「どのようなスペックを持つ仮想マシンやリソースを使うのか」といったインフラの状態をプログラムコードとして記述し、各クラウドへ反映する。クラウドが数千台に及ぶような場合でも、GUIを通した手作業による設定を行うことなくインフラ環境の構築、変更を自動で行うことができ、人為的なミスを防ぐことができる。またコードでインフラの状態を記述することにより、プログラムのバージョン管理を行うGitHubなどのソースコード管理ツールを用いてインフラの状態のレビュー、バージョン管理、テスト、デバッグなどが可能となり、再現や複製も容易になるという。
(川原 龍人/びぎねっと)
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