Arm、IoT向けに最適化された「エッジAIプラットフォーム」を発表
2025年2月27日(木)
Armは2月27日(現地時間)、IoT向けに最適化された「エッジAIプラットフォーム」を発表した。IoT向けCPU「Arm Cortex-A320」と、AIアクセラレータ(NPU)「Arm Ethos-U85」を組み合わせたもので、10億パラメータ以上のAIモデルをオンデバイスで実行できるようになる。「Cortex-A320」は、Armv9アーキテクチャのCPUシリーズでは最小モデルとなり、高い効率性を実現している。
「Coretex-A320」は、「SVE2(Scalable Vector Extension)」や「Matrix Multiply Instructions」などのAI向け命令セット、「Memory Tagging Extension」などのセキュリティ向け命令セットに対応しており。前世代CPUとの比較では、AI/機械学習パフォーマンスは10倍、電力効率は最大50%、整数演算パフォーマンスは最大30%向上している。また、昨年発表されたソフトウェアライブラリ「Arm KeidiAI」によって、CPU上でのAI処理を最適化される。KleidiAIの適用によって、非適用時と比較して最大70%のパフォーマンス向上が実現するという。
また、IoT向けながら64bitに対応したことにより、メモリ容量の4GB制限がなくなり大容量のメモリが利用できるようになったほか、他のプラットフォームで開発・動作するバイナリ資産が利用できる互換性を持つことも特徴となる。
ニュースリリース
「Coretex-A320」は、「SVE2(Scalable Vector Extension)」や「Matrix Multiply Instructions」などのAI向け命令セット、「Memory Tagging Extension」などのセキュリティ向け命令セットに対応しており。前世代CPUとの比較では、AI/機械学習パフォーマンスは10倍、電力効率は最大50%、整数演算パフォーマンスは最大30%向上している。また、昨年発表されたソフトウェアライブラリ「Arm KeidiAI」によって、CPU上でのAI処理を最適化される。KleidiAIの適用によって、非適用時と比較して最大70%のパフォーマンス向上が実現するという。
また、IoT向けながら64bitに対応したことにより、メモリ容量の4GB制限がなくなり大容量のメモリが利用できるようになったほか、他のプラットフォームで開発・動作するバイナリ資産が利用できる互換性を持つことも特徴となる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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