「OpenStack Summit May 2015 Vancouver」レポート #1(開催前日)
今年も、OpenStackのクラウドソフトウェア開発者、ユーザ、管理者のための国際イベント「OpenStack Summit」の季節がやってきました。年に2回、春と秋に開催される本イベントは、今回カナダのバンクーバーで5月18日から22日まで開催されます。
OpenStack Summit 参加者の多くは毎回、各国から開催前日、前々日に現地入りします。筆者も開催前日の17日に現地入りしました。昨年の開催地アトランタまでは移動に12時間かかりましたが、今年の成田からバンクーバーまでは最新の航空便なら8時間強で到着します。日本からカナダは行きやすいですね。
いざバンクーバーに降り立つと、空港内でいきなりOpenStack Summitのポスターが出迎えてくれました! ちなみに、本日のバンクーバーの最高気温は18°C。日本では3〜4月ぐらいのとても過ごしやすい気温です。
今年の会場となるのは、2010年冬季オリンピックに合わせて2009年にオープンした、バンクーバー・コンベンションセンター西館です。
会場の裏は港湾になっていて、客船が入港していました。船で到着してそのまま建物に入館できるのは、日本ではあまりお目にかかれない光景ではないでしょうか。
会場内では、15時から19時の間、受付では参加者の事前登録が行われていました。今日はまだ参加者もまばらな様子ですが、明日にはきっとごった返すことでしょう。
事前登録を済ませたら、今日のところはこれでおしまいです。なお、夜にはサミット会場から徒歩20分ほどの所にあるChinese Gardenで「Ubuntu OpenStack Social Event」が開催されました。
さて、明日からいよいよOpenStack Summit May 2015 Vancouverが始まります!OpenStack は OSS クラウド基盤の台風の目として注目されている技術ですが、Linux カーネルや Debian GNU/Linux の開発と同様、コミュニティベースの議論やユーザ発のソフトウェアから開発の方向性が決まるため、メーリングリストやイベントでの開発者・運用者の議論から目が離せません。
その意味でも、OpenStack Summit は OpenStack の「今」と「これから」の最新情報を入手できる貴重な機会です。今回のレポートでは、皆さんにいち早くOpenStack の様々な最新動向をお伝えしていく予定です。お楽しみに!
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