アプリケーション仮想化最新技術XenApp 6

2010年6月15日(火)
竹内 裕治

米Microsoft製品との連携

デスクトップ仮想化やアプリケーション仮想化における米Microsoftとの協業は、開発段階でも緊密です。具体的な連携のイメージは、以下の通りです。

App-V連携
プラグインとしてReceiverに格納し、Dazzleに統合してApp-Vのアプリケーション・パッケージを配信、利用します。XenAppのオフライン・プラグインとほぼ同等の機能と使い方を提供し、オンライン・プラグインによるサーバー・ホステッド・アプリケーション(サーバー実行、画面転送)とシームレスに、同時に利用可能です。XenAppシステム上でApp-Vを使うことで、App-Vユーザーは以下のメリットを実感できます。
  • XenAppの柔軟で厳格なアクセス制御ポリシーを、App-Vアプリケーションにも適用
  • App-Vアプリケーションを、非Windowsデバイスにも配信
  • App-Vアプリケーションを、WANを越えたロケーション(拠点オフィスなど)でも比較的快適に利用
  • App-Vアプリケーションをセルフ・サービス
System Center連携
XenAppでは、以前からOperations Managerとの連携のために管理パックを提供してきました。XenDesktopでは、Virtual Machine Managerとの連携を行っており、Hyper-Vをプラットフォームとしたデスクトップ仮想化環境をサポートします。近い将来、Configuration Managerとの連携を行うXenApp側のコネクタが提供されます。
System Centerは、物理環境も仮想環境も含んだ包括的な管理基盤として、アプリケーションとデスクトップを集中管理するものです。この基盤の上で、XenApp/XenDesktopを効率的に集中管理・運用することを志向しています。XenApp/XenDesktopの運用管理をSystem Center管理コンソールから一元的に実行するメリットは言わずもがなです。この延長には、IT部門の管理下にあるWindowsデバイスだけでなく、管理下にない社員の個人用PCや持ち込みPC、さらに非Windowsデバイスを、まとめて一定の統制の下に置く世界が現実になります。
Active Directory連携
XenAppのユーザー・リソース管理には、以前からActive Directoryが必須です。ここで、最新のXenAppでは、ADグループ・ポリシーとの連携によって、サーバー・ファームの設定やXenAppポリシー、アプリケーションの展開と運用などがシンプルになりました。
Windows Server 2008 R2のサポート
XenApp 6は、Windows Server 2008 R2専用に開発されました。エンタープライズ・クラスのプラットフォームの利点を活用することで、パフォーマンス、拡張性、信頼性、管理性、コスト効率性、セキュリティなどの面で、優位性があります。

XenAppは、旧称であるMetaFrame時代から数えて、圧倒的な導入実績があります。ユーザーから評価されている最大の理由は、「どこにいても、どんなコンテンツでも、快適に使える」ことを狙って、この基本的なアドバンテージを、常に強化してきていることです。現在のXenAppの真価を、どうか評価してください。

図4: XenAppは、どこからでも快適に使えるように機能を強化してきた(クリックで拡大)
シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社
テクニカルコミュニケーションサービスプロバイダー、米系ソフトウエアメーカーを経て、2002年Citrix入社。以降、製品管理・マーケティングを担当。テクノロジーは理解され、使われないと意味がないという認識に立ち、自社製品の真の価値を伝え、普及させる活動を展開。XenAppラインが担当だが、全製品をまとめる窓口でもある。

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