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ソフトウェアがもたらす価値と、それによるイノベーションをアピール

2010年8月19日(木)
Think IT編集部

Rational製品動向
完成度が高まった製品群 トークンによる新たな提供形態も

カンファレンスの主役とも言える、Rational製品の動向はどうか。結論を言えば、目立った新製品の発表はなかった。2002年にIBMが買収する以前のRational製品は、UMLによる設計支援ツールのRoseや、変更・版管理ツールのClearCaseなど。それ以降、IBMの開発ツールVisualAgeや買収したTelelogicの製品を取り込むなどして、現在では30を超える製品ラインアップを擁するブランドになった。

最近のトピックには、分散・協調型の開発を支援する技術/コンセプトJazzや、それに基づく製品Rational Team Concertがある。基調講演ではこれらや、開発プロセスを可視化・計測するRational Insightへの言及はあったが、新製品はなかった。完成度が高まった証と言えるかも知れない。

注目は、むしろライセンス形態の新設定。製品のライセンスを購入するのではなく、トークンを購入することにより使用する製品を必要に応じて変更できるライセンスを、追加設定すると発表した。例えば、あまり使わない特殊なテストツール。ライセンスを購入するほどではないが、必要な場合にトークンを購入して使えるようになる。2010年第4四半期から、このライセンスを提供する計画だ。

展示会
クラウド経由でRationalを提供 Cloud One社に高い関心

展示会場にはIBMを筆頭に、50社以上がブースを設けていた。エンタープライズアーキテクチャを実践するツールや方法論を提供するArmstrong Process Group、アプリケーションをクラウドに移行するツールを擁するiTKO、ソフトウェアライフサイクル管理ツールベンダーのQSMなどである。老舗、新興を合わせ50社を超えるベンダーやコンサルティング会社が、IBM Rationalのカンファレンスに出展していることが、米国IT産業の奥深さを示している。

写真3 IBMも50以上のブースを出展、チーム開発やプロジェクト可視化の説明に、
参加者も足をとめて注目していた

中でも人を集めていたのが、CloudOneのブース。同社はRational Team Concertを含めた開発ツールをクラウド(SaaS)で提供しており、会場で申し込みを受け付けていた。1人あたりの利用料は月額29ドルから。「サービス開始からわずか1カ月で約700ユーザーを獲得した」(同社CEO、ジョン・マクドナルド氏)。今のところ米国のみの提供だが、「日本にも進出したい」(同)という。

本記事は、IT Leaders 8月号に掲載された内容と同じものです。

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2004年の開設当初からOSS(オープンソースソフトウェア)に着目、近年は特にクラウドを取り巻く技術動向に注力し、ビジネスシーンでOSSを有効活用するための情報発信を続けています。OSSに特化したビジネスセミナーの開催や、Think IT BooksシリーズでのWeb連載記事の電子書籍化など、Webサイトにとどまらない統合的なメディア展開に挑戦しています。

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