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開発・テストへのクラウド導入で、素早い環境構築と運用コスト削減を実現

2011年2月28日(月)
太田 健一郎

開発・テスト環境構築の問題を解消するパブリッククラウド

現在、各種システムやサービスの運用基盤としての用途にクラウドが導入されていると思います。私も開発者として個人的に感じるのは「開発やテスト段階でもクラウドを利用したい」ということです。クラウドによりお客さまのコストが削減できるのに加え、自分たちのコストも削減したいと思ったのです。現状のアプリケーション開発・テストの環境は、高い人件費やハードウェア及びソフトウェアの資産コスト、開発の長期化などさまざまな問題を抱えています。ここでは実際にクラウド上で開発・テストの環境を利用する場合の課題点から、その解決方法としてIBMが提供するソリューションを紹介します。

アプリケーション開発・テスト環境の構築には、ハードウェアの調達から、必要なソフトウェアやツールのインストールと設定などに時間がかかります。開発・テスト環境を常にプールしていたとしても、その稼働率は低いので、コストパフォーマンスはあまりいいとは言えません。このように開発・テスト環境は「手間もかかって高額な割に、ビジネス価値を生み出さない」と捉えられることも多いと感じています。また、使えば便利さがわかるテストツールなども、ライセンス・コストや導入の手間などの問題から、活発に導入が進んでいるとはいえません。弊社のテスト関連製品も「もっと使いやすい形態で提供されればいいのに」というご要望をいただくことがあります。

開発・テスト環境構築における従来型とクラウド型の比較
機能 クラウド活用前 クラウド活用後
サーバーとストレージの使用率 10 ~ 20% 70 ~ 90%
セルフサービス なし 無制限
テスト環境のプロビジョニングに要する時間 数週間 数分間
変更管理 数カ月 数日または数時間
リリース管理 数週間 数分間
課金または料金請求 固定費モデル さまざまな選択肢
標準化 複雑 セルフサービス
新規サービスの投資回収期間 数年間 数カ月

こうしたニーズに対する海外のベンダは動きが早く、米国では『Test In Cloud』というキーワードで、開発・テストにクラウドを活用するというトレンドができており、インドでもテスト用クラウドを提供するベンダが登場しています。日本の場合は、外部にテスト環境を置くことに慎重になるお客様が多いせいか、まだ例は少ないですが、クラウドに対する信頼も徐々に向上していますので、今後は導入が進むことが予想されます。

また、開発・テスト環境の構築においてとくに障壁となるのが、ミドルウェアや各種ツール類のセットアップです。すぐに検証したいのに、セットアップに時間がかかる、ハードウェアの制約上利用できないソフトウェアがあるといった事故も発生します。

これらの課題を解消するためにパブリッククラウドの形でIBMが提供を開始したのが『IBM Smart Business 開発&テスト・クラウド・サービス』(SBDTIC)です。SBDTICは、エンタープライズ向けセキュリティー機能も備えており、開発・テスト用の仮想サーバー環境と、容易にセットアップ可能な各種ツール類をすぐに利用できます。私自身も使用しており、その便利さを実感している一人です。SBDTICなら、プリセットされたイメージと、利用するソフトウェアの組み合わせを選んでセットアップすると、10分ほどでルートアカウントができてすぐに利用可能です。またVPNによって、オフィスだけでなく、自宅など、どこからでもセキュアに利用できます。オンプレミスでは考えられないような手軽さです。

日本アイ・ビー・エム株式会社

GBS ET&A 先進テクノロジー。
オープンソースとRationalツールを使ったテスト自動化を中心に各種のプロジェクトに携わる。テスト技法を活用したTDD(テスト駆動開発)の実践を夢見て奮闘中。Rationalツールを活用した迅速なアジャイル開発を促進するものとして、開発とテストをクラウド上で行うことに興味を抱き始めている。

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