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ロケットスタート社CTO和田氏が語る、VPSの選び方2

2010年12月1日(水)

暮らしの知恵を共有する投稿サイト『nanapi(ナナピ)』などを運営するロケットスタート社。CTOの和田修一氏は、自身でブログでUNIXの基礎知識やWeb関連のプログラミングなどの情報を発信している。ウェブのエンジニアとしての和田氏は、個人的な最新技術の研究や業務へのために、VPS(仮想専用サーバー)を活用しているという。前回はVPSサービスの選び方と、現在利用している『お名前.com VPS』利用のきっかけと個人的な活用法についてのご意見を紹介した。後編となる本稿では、ロケットスタート社の業務におけるVPS利用法などをお届けしよう。(敬称略)

ユーザー投稿による暮らしの知恵サイトを運営

─ロケットスタート社の事業についてお聞かせください。

和田 オンラインメディア「nanapi(ナナピ)」(http://nanapi.jp/)の運営が事業の中心となっています。以前は、システムの受託開発なども行っていましたが、今はnanapi一本です。nanapiは、恋愛、育児、仕事、美容、健康、マネーなどさまざまな暮らしの知恵を投稿し、共有するサイトです。2010年8月には、nanapiへの文章の投稿に対して報酬をお支払いする「nanapiワークス」(http://works.nanapi.jp/)という関連サービスを開始しました。nanapiの収益は基本的に広告です。nanapi用語で"スペシャルレシピ"と呼んでいますが、広告主様の商品のランディングページを作って会員に周知するといった広告モデルで運営しています。AIGエジソン生命、サイボウズ、パナソニック、シャディ、ブックオフ、TOKYOFM、NAVER、ライブドアなどがスペシャルレシピを活用されています。


専用サーバー3台構成の環境にスクラッチでシステムを構築

─nanapiのシステム構成はどのようなものでしょうか?

和田 nanapiのサーバーは、急激なトラフィックにも耐えられるよう、専用サーバーを4台借りています。それぞれCPUはデュアルコアでメモリは8GB、ハードディスクは500GBです。CMSなどのシステムは、さまざまなフレームワークを使ってスクラッチで構築しました。既存のCMSだと機能に制限があるので、自分たちに必要なものを自由に構築できるようスクラッチで作りました。nanapiのシステムには、PHPのアプリケーションフレームワークである『CakePHP』を活用している部分もありまして、昨年の『Cake Matsuri Tokyo2009』というイベントでは、その活用事例に関する講演も行なっています。


専用サーバーとVPSの使い分け

─VPS環境を業務に活用されていますか?

和田 nanapiの専用サーバー4台のうち3台は本番で、1台が開発用となっています。ただし、開発用といっても、本番に近い構成にしておきたいので、先進的なフレームワークやツールなど、新しい技術を試すことはできません。そこで、新技術の検証などにVPSの環境を使っています。新しい技術は積極的に試すようにしていますので、VPS環境は重宝しています。前回もお話しましたが、現在契約している2台のVPSのうちひとつが、弊社のコーポレートサイトと、私の個人的な検証環境などを設置しています。また、社内や近しい人たちを集めた技術の勉強会を主催していまして、その実行環境としてもこのVPSを利用しています。ウェブのエンジニアにとっては、手軽に試せるサーバーがあるとスキルアップになるので、VPS環境はおすすめです。あと、もう1台のVPSには、以前受託開発したシステムを設置しています。これは、会員管理機能を付けたライトなTwitter連携のウェブサイトです。いずれもパフォーマンスは十分です。


エンジニアにとって、いろいろと試せる環境は必要

─若手エンジニアにアドバイスなどありますか?

和田 ウェブのアプリケーションを作るエンジニアだけでなく、サーバーのエンジニアも確実に増えているはずです。駆け出しのサーバーエンジニアが安いレンタルサーバーを借りても、技術の習得というという視点ではあまり意味はありません。お名前.com VPSのようなroot権限のあるサーバーを借りていろいろいじってみるといいと思います。また、コード専門のアプリケーションエンジニアもたくさんいると思いますが、お名前.comのVPSならコントロールパネルも非常に充実しているので、そういった方々こそ、こうしたVPS環境を使ってサーバーの設定スキルを身につけておくといいのではないかと思います。
 そうやって覚えていった技術は、どんな事でも良いので出来るだけブログなどで書きとめておく事をお勧めします。書くことによって人のためにもなるし、自分の備忘録として蓄えになっていきます。自分のレベルを気にせず、どんどん情報発信することが大切だと考えています。そういう人たちがもっともっと増えれば、エンジニア全体の底上げにつながると思いますし、業界のためになると思います。


結び

後編では、ロケットスタート社の業務における「お名前.com VPS」の活用法や、同じ業界のエンジニアへの和田氏のメッセージをお届けした。

ウェブのテクノロジーの進化は速い。和田氏は、日頃からVPSを活用して最新技術を試したり、その成果をブログや勉強会、講演などでアウトプットしながら他者と共有し、役立てている。同氏が構築・運営しているnanapiも、その理念の延長線上で『暮らし』という大きなテーマでの情報共有のため運営されている。エンジニアでなくても、世のため人のため、役立つ情報を発信してみてはいかが?


nanapi [ナナピ] - みんなで作る暮らしのレシピ -
   http://nanapi.jp/

得意分野を記事にするおしごとサイト|nanapiワークス
   http://works.nanapi.jp/

お名前.com VPS
  http://www.onamae-server.com/vps/

GMOインターネットが提供するVPSサービス。『低価格』『機能性』『使いやすさ』の3つのコンセプトを実現すべく2009年9月にリリースされた同サービスは、容量120GB、メモリ1GB、月額2,457円~、root権限付きでさらに自社開発のコントロールパネルを用意し、ちょっとサーバーをいじってみようという初心者から本格的なエンジニアまで幅広い技術者をターゲットとしたサービスと位置づけられている。

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