オリジナル画像で「アナログ時計ウィジェット」を作ってみよう
はじめに
昨今急速に注目を集めているアンドロイド(Android)。本連載では、そんなアンドロイド用のアプリケーションをプログラマではない人でも簡単に作ることができるウェブサービス「ドロクリ」の魅力をお伝えしています。
今回は前回よりオリジナリティーあふれるアプリケーションを作成してみようということで、自分で作成した画像ファイルを利用して「アナログ時計ウィジェット(doroAnalogclockWidget)」というアプリケーションを作成していきたいと思います。さらに前回も軽く触れた「ドロクリ」のアカウント作成方法についても解説していきます。
「ドロクリ」のアカウント作成をしてみよう
前回作成した「フォトアルバム」で「ドロクリ」にログインしない状態で、プライベートな写真を使用したアプリケーションを作成すると他のユーザーにも公開されている状態となってしまいます。そういったプライベートな写真を入れたアプリケーションや他のユーザーには公開したくないアプリケーションを作成する場合は「ドロクリ」のアカウントを作成してアプリケーションを作成してください。
以下のような特典もあるので、ぜひ「ドロクリ」のアカウントを作成して、ログインした状態でアプリケーションを作成してみてください。
- アプリケーション作成後、一定期間経過しても削除されない
- トップページに「マイアプリ」項目が追加され、自分が作成したアプリケーションを管理することができる
- アプリケーション内の「About画面」にニックネームが表示される
それでは、今回はまずアカウントを作成する方法から解説していきます。
まず、ブラウザで「ドロクリ」のトップページを表示させて「ログイン」を選択します。ログインページが表示されたら「アカウント作成」ボタンをクリックします。
トップページ(クリックで拡大) | ログインページ(クリックで拡大) |
「アカウント作成」ボタンをクリックすると、下図のようなアカウント作成ページが表示されますのでここで必要な事項を入力していきます。
アカウント作成ページ(クリックで拡大) |
メールアドレス | お持ちのメールアドレスを入力してください。 |
メールアドレス(確認用) | 上と同じメールアドレスを入力してください。 |
パスワード | パスワードを6文字以上で入力してください。 |
パスワード(確認用) | 上と同じパスワードを入力してください。 |
ニックネーム | 好きなニックネームを入力してください。 |
※ニックネームは公開されますが、それ以外の情報は公開されません。
ドロクリの最新情報などをメールで受け取りたい場合は「DOROKURIからのメールを受け取る」のチェックボックスをONにしてください。
最後に「利用許諾」を確認したうえで「アカウントを作成する」ボタンをクリックします。するとアカウント登録完了ページへ移動します。
アカウント登録完了ページ(クリックで拡大) |
登録したメールアドレス宛にアカウント登録確認メールが送信されていますので、自分が使用しているメールソフトでメールが届いているか確認してください。そのメール内にあるURLをクリックすればアカウント登録が完了となります。
アカウント確認完了ページ(クリックで拡大) |
今後は登録したアカウントにログインした状態でアプリケーションを作成していくことになります。
「アナログ時計ウィジェット」とは
「アナログ時計ウィジェット」とは「ドロクリ」が提供するテンプレートの1つで、ウェブ上で時計盤や針をアップロードするだけで簡単にアンドロイド端末のホーム画面に表示できる「アナログ時計」を作成することができます。
サンプル画像の時計盤と針を使用して作成した「アナログ時計ウィジェット」をアンドロイド端末で起動した画面 |
今回は自分でオリジナルの画像を作成するところから説明していきますが、上図のような「時計盤」と「針」のデザインを作成するところから解説すると、デザインなどを全くやらない方には非常に難しい内容になってしまいますし、今回のテーマから大きく外れてしまいますので、ここではみなさんがお持ちのお気に入りの写真などを入れるだけのアナログ時計を作る方法を解説していこうと思います。
今回完成させる「アナログ時計ウィジェット(アプリ名:ぽち時計)」の画面 |
1. 作成準備
まずは画像ファイルを加工するためのアプリケーションソフトを用意しましょう。
今回は無料で使用できる画像加工用ソフトとして有名な「GIMP2」を使用します。GIMP2のサイトから、みなさんが使用しているPC用のインストーラーをダウンロードしてインストールを行いましょう。
時計盤の元となるフレーム用画像ファイルと、時計の針として使用する画像ファイルはこちらで用意しました。
→ 画像ファイルのダウンロードはこちら
以下の画像から好きなものを選びましょう。文中では時計盤フレームとして「sample_rainbow.psd」を使用して説明していきます。
sample_rainbow.psd | 長針 |
cap sample_white.psd | 短針 |