「ドロクリ」を使って簡単にアンドロイドアプリを作ろう
はじめに
2010年5月に「タオの新人研修 Androidプログラミング初めの1歩」と題しまして、5回に亘る連載をさせていただきました。
その中で、開発環境の構築から簡易ブラウザの作成まで、今までアンドロイドプログラムを作成した事のない方が、比較的簡単にアンドロイドプログラムを開始できるところまでを解説しました。
しばらく月日がたち、現在の日本では多くのアンドロイド端末が発売され、プログラマではないユーザーも増えてきました。普段使うスマートフォンで自分が作ったソフトウエアを動かせるという事は、プログラマの特権でありますが、この楽しみをプログラマではないユーザーの方にもぜひ知ってもらえればと思い、タオソフトウエアでは、「アプリケーション自動生成サービス ドロクリ」を作成しました。これを使用する事で、プログラマでなくても簡単にアンドロイドアプリケーションを作成できます。
前回の連載では、アンドロイドアプリを作成した事のないプログラマがアンドロイドアプリケーションを作成するための記事でしたが、今回はプログラム経験が全くない方やプログラミングは興味がないのだけれども、アンドロイドアプリを作ってみたいといった方が対象となります。
「ドロクリ」を使う事で、プログラムを書く事なく、アプリケーションを作成して自分で使う事だけでなく、他の方に自分の作ったものを使ってもらったり、アンドロイドマーケットに公開したり、また販売する事も可能です。
今までソフトを作る事なんてできないと思っていた方も簡単にアプリケーションを作る事ができます。ぜひ遊んでみてください。
「ドロクリ」とは
「ドロクリ」とはウェブ上で簡単な設定をするだけで、アンドロイド用のアプリケーションを作成する事ができるウェブサービスです。
既にこのサービスは稼働しており、誰でも使用する事ができますので早速PCからアクセスしてみましょう。
「ドロクリ」URL → http://dorokuri.com/
はじめに、アクセスすると以下のような画面が表示されます。
図1:ドロクリのトップページ(クリックでサイトに移動) |
ドロクリには、アプリケーションのひな型(テンプレート)が5種類用意されていて、これらのテンプレートをカスタマイズする事でアプリケーションを作成します。
アプリケーションを作成するだけなら無料で行うことが可能ですが、無料で作成したアプリケーションはアンドロイドマーケットへの公開ができないのと、同じひな型(テンプレート)で作成したアプリケーションは1つめのアプリケーションを上書きしてしまうなどの制限があります。有料アプリとして販売したい場合は、1本単位1000円~1500円にて制限を解除することが可能です。腕に自信のある方は、ぜひアンドロイドマーケットでのアプリケーション販売に挑戦してください。
では早速アプリケーション作成の説明をしていきますが、まずはどのテンプレートを使用するか決めるところからはじめましょう。
次ページでは、各テンプレートを紹介していきます。