繰り返し文
次は、条件分岐を使った繰り返し(ループ)の方法です。条件式がtrueの間だけ処理を繰り返します。
図3:条件分岐を用いた繰り返し処理のイメージ
while文による繰り返し
PHPで一番簡単に繰り返しを書く方法が「while文」です。
<構文>
2 | // Aがtrueの間、ここの処理が実行される |
while文は簡単ですが、気をつけないと無限ループ(止まらないループ)になってしまいます。
4 | echo “Hello, Clarice.”; |
6 | // while文が永遠に終わらないので、ここの処理は実行されない |
※実際にはWebサーバーがクラッシュするなどしてwhile文のループの途中で止まります。
while文を終わらせる方法は、二通りあります。ひとつは、いつかは条件式の結果がfalseになるようにすることです。
6 | // カウントを1減らす(いつかは-1になるので、条件に合わなくなる) |
もうひとつは、while文の中にwhile文を終了させる命令(break)を書くことです。breakするかどうかは、if文を使って決められるので、複雑な条件分岐をさせることもできます。
08 | // カウントが0未満になっているかチェックする |
for文による繰り返し
ループの条件式が簡単な場合は、for文も使いやすいです。for文の使い方はこのようになります。
<構文>
3 | // Bの条件を満たす間、{}内の処理が実行される |
while文で使ったカウントダウンをfor文で書くとこのようになります。この場合はfor文の方がシンプルに書けますね。
2 | for ($count = 10; $count >= 0; $count--) { |
foreach文
他にも配列をループさせるforeach文がありますが、こちらはまた後日、配列について解説をした後で取り上げたいと思います。
おわりに
いかがでしたか。今回は少し内容が多かったかもしれませんが、これらを使うことで、プログラムの流れ(アルゴリズム的なもの)を再現できるので、とても楽しいところだと思いますよ。それではまた。