HTC、法人向けの一体型VRヘッドセット「VIVE Focus Plus」発表
先週もVR/ARに関するニュースが多数報じられました。VR関連では、HTCが一体型VRヘッドセット「VIVE Focus」の法人向け新モデル「VIVE Focus Plus」を発表したことが報じられ、話題となりました。この新モデルには超音波を使ったコントローラーが同梱されるほか、新型レンズ搭載など様々な改良が施されているとのことです。HTCは新モデルの販売価格や具体的な発売日などの情報を、3月末に開催予定の「VIVE Ecosystem Conference(VEC)」で行うとしています。
一方AR関連では、パナソニック株式会社がAR技術とスマートフォンを用いて目的地までの道案内を行うナビゲーションサービスを3月より提供開始するニュースが注目を集めました。本サービスは、同社の光ID技術が活用されており、ユーザーの正確な位置を測定することが可能となっているので、駅構内などの電波の届かない場所などでの利用も期待できます。
HTCが一体型VRヘッドセット「VIVE Focus Plus」発表 6DoFコントローラーや新型レンズ搭載
HTCが、一体型VRヘッドセット「VIVE Focus」の法人向け新モデル「VIVE Focus Plus」を発表しました。VIVE Focus Plusでは新型レンズの搭載やハンドコントローラーの6DoF化などの様々な改良が行われ、無料のエンタープライズライセンスも付属します。
VIVE Focus Plusに同梱されるコントローラーは、超音波を使って物体の位置を測量する、超音波トラッキングが採用されています。VIVE Focus Plusに搭載される新型レンズのディスプレイ解像度は、前モデルに当たるVIVE Focusと同一です。詳細については明らかになっていませんが、HTCは新型レンズの性能を「目に見えてグラフィックを向上させる」と説明しています。
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HTCが一体型VRヘッドセット「VIVE Focus Plus」発表 6DoFコントローラーや新型レンズ搭載
https://www.moguravr.com/vive-focus-plus-announce/
「人の眼」レベルのVRを目指すVarjo、VRヘッドセットVR-1発売 価格は6,000ドル
フィンランドのVarjoは、PC向けのVRヘッドセットVR-1を発売しました。価格は6,000ドル(約66万円)。視線追跡機能を搭載し、現行世代のVRヘッドセットの20倍以上の高解像度を実現している点が最大の特徴です。
VR-1は、産業向けを謳っているVRヘッドセットです。片方の眼ごとに、2種類の特性の異なるデバイスを組み合わせたディスプレイを実装しています。1つはVRヘッドセット用途としては一般的な解像度のディスプレイ、そしてもう1つはサイズが小さく超高解像度のマイクロディスプレイ(視野角にして20度以下に相当)です。この組み合わせで、中心窩に高解像度の映像を描画し続けます。この仕組みにより、「人の眼のレベル」の見え方を実現しようとしています。
VarjoはVR-1の用途を産業デザイン、トレーニング、シミュレーション、建築、エンジニアリング、建設などに想定して法人限定としています。発送国に日本は含まれていません。
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“人の眼”レベルのVRを目指すVarjo、VRヘッドセットVR-1発売 価格は6,000ドル
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パナソニックがARナビゲーションを提供開始、駅構内や複数フロアにも対応
パナソニック株式会社は、AR技術とスマートフォンを用いて目的地までの道案内を行うナビゲーションサービス「LinkRay ARナビゲーション」を2019年3月から提供開始します。
「LinkRay ARナビゲーション」は、同社の光ID技術「LinkRay」を活用したARナビゲーションサービスです。「LinkRay」の受信場所を起点とする位置特定の特性を活かしてユーザーの正確な位置を測定し、目的地までのルートをスマートフォンの画面上にARで表示します。
GPSの電波などが届かない駅構内や、階段・エスカレータなどの高さの違い、複数フロアなどにも対応可能です。同社は「屋内でのサービス向上と屋内業務を効率化できる」とコメントしています。
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パナソニックがARナビゲーションを提供開始、駅構内や複数フロアにも対応
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話題の裸眼立体視ディスプレイ「Looking Glass」日本上陸へ
3D映像を立体的に見ることができる据え置き型裸眼立体視ディスプレイ「Looking Glass(ルッキング・グラス)」が、クラウドファンディングサイト・Makuakeにて2月26日より提供開始されます。今回、MakuakeにはLooking Glassが2月26日より45日間登場します。期間中は日本限定の特別価格で提供されるとのこと。
「Looking Glass」は、厚みのあるディスプレイに映像を表示させることにより、3D映像を裸眼で立体的に見ることが可能なデバイスです。2018年にKickstarterでのクラウドファンディングで約84万ドル(約9,000万円)を集めました。2018年末より、クラウドファンディングの出資者に製品が届き始め、開発者の間で話題を集めていました。
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話題の裸眼立体視ディスプレイ「Looking Glass」日本上陸へ
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本記事はVR専門メディア「Mogura VR」から提供されているもので、国内外のVR関連情報をいち早く、正しく、分かりやすくお伝えします。
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