先週もVR/ARに関する多くのニュースが報じられました。中でも注目すべきはクアルコムとTikTokのバイトダンスがXR領域で提携したニュースでしょう。
クアルコムとバイトダンスは、XR領域で提携したことを発表しました。VRデバイスメーカー「Pico Technology」を傘下に持つバイトダンスと連携することで、クアルコムは中国市場でのシェア拡大を目指します。
クアルコム、TikTokのバイトダンスがXR領域で提携
スペインで開催中の「MWC Barcelona 2022」(MWC 2022)にて、半導体大手のクアルコムとTikTokを運営するバイトダンスは、XR領域で提携することを発表しました。両社は今後、XR領域における開発を協力して進めていきます。
バイトダンスは、ショート動画サービス「TikTok」の運営元として知られていますが、2021年8月にはVRデバイスメーカーのPico Technologyを買収しているほか、動画編集にARを活用できるクリエイティブツールの提供も準備しています。今回の提携は、クアルコムがバイトダンスを通じて中国市場に強固な地盤を確保するという狙いがうかがえます。
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クアルコム、TikTokのバイトダンスがXR領域で提携
https://www.moguravr.com/qualcomm-partners-with-bytedance/
韓国政府、メタバースエコシステム構築に200億円超を投資
韓国政府は、官民によるメタバースのエコシステム構築に2,237億ウォン(約214.5億円)を投資すると発表しました。本資金は同システムのためのインフラ構築やファンド設立、研究開発に投じられ、同国企業のグローバル展開を支援します。
韓国では2021年5月にも、科学技術情報通信部の支援の下メタバースの技術とエコシステム構築に向けた産業界でのアライアンス開始が発表されました。また同国最大の携帯電話事業者SKテレコムが自社開発のメタバースプラットフォームを世界展開するなど、官民挙げてのメタバース構築が行われています。
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韓国政府、メタバースエコシステム構築に200億円超を投資
https://www.moguravr.com/south-korean-government-invests-in-metaverse/
サイバーエージェントがメタバースに進出 バーチャル店舗開発に特化した子会社設立
サイバーエージェントは、バーチャル店舗開発に特化した事業会社「株式会社CyberMetaverse Productions」を設立しました。同社では、NFTを活用したデジタルコンテンツ制作や独自の暗号資産(仮想通貨)の発行を支援。メタバース空間における新しい「未来の店舗」「新しいショッピング体験」の形として収益モデルの構築を目指します。
また同社は2023年までに、Unreal EngineやUnityエンジニア、CGアーティストを中心に100名の新規採用の実施を予定。さらなる体制強化を目指すとしています。
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サイバーエージェントがメタバースに進出 バーチャル店舗開発に特化した子会社設立
https://www.moguravr.com/cybermetaverse-productions/
「次のVRデバイスのポイントは顔のトラッキングと視線追跡」ザッカーバーグが強調
Meta社(旧フェイスブック)のCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は、Meta Quest(旧Oculus Quest)の「次期バージョン」では、顔のトラッキングとアイトラッキング(視線追跡)が大きな要素になるとコメントしました。
2021年10月に発表された「Project Cambria」は、Meta社がQuestシリーズとは異なる、「ハイエンドなラインナップ」と位置付けているVRヘッドセットです。現段階で詳細は不明ですが、アイトラッキングや顔のトラッキングの実装のほか、AR機能の強化などが明らかになっています。今回のコメントは、「Project Cambria」とは別に、次世代Questの開発が進行していることを示唆していると思われます。
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「次のVRデバイスのポイントは顔のトラッキングと視線追跡」ザッカーバーグが強調
https://www.moguravr.com/zuckerberg-mentions-next-quest/
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