光って鳴るだけじゃないぞ、ネットワーク監視表示灯

2008年3月21日(金)
岡本 將裕

ネットワーク監視だけじゃ終わらない

前述したようにパトライトのネットワーク監視表示灯の一番のポイントは制御の容易さ、つまり、連携のしやすさです。

基本的な利用は、ネットワーク監視が大半を占めますが、ネットワーク監視以外でも利用されていることもあります。

例えば、「データセンターや企業のサーバルームでの障害監視(主にネットワークやサーバ監視ソフト連携)」「資産管理における、構成管理や 機密管理上の変化(情報セキュリティや資産管理ソフト連携)」「緊急地震速報受信による警告(緊急地震速報解析ソフトとの連携)」「UPSやルータ、プリ ンタなどのSNMP機器の単独監視」「メールソフトでのメール受信告知機能」などです。また監視障害の通知だけでなく、アプリケーションのジョブ終了告知 などにも利用できます。

こうした利用を行う場合、さまざまなソフトやハード、サービスとの連携が必要となります。パトライトでは、プロダクトを提供しているベンダーと共に評価を実施しており、50以上の各ベンダープロダクトとの動作確認が行われています。

図3:監視可視化の方式
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

ユーザのアイデアでさらに活用が広がる

ネットワーク監視表示灯を活用した利用用途はさまざまで、あるユーザの発想やアイデアが他のユーザの問題解決へと導かれることが多くあります。

今回紹介した、ネットワーク監視表示灯以外にも、接点入力・出力連動型のインターフェイスコンバータをはじめ、緊急地震速報表示端末まで、さまざまなLAN対応製品がありますが、そういった製品で情報を収集して、最終的に見せる部分に監視表示灯が必要となります。

導入後のユーザとお話しした際にこう言われました。

「何よりパッ!と見てわかりやすいからコレがいいんです!」

ビジネスをいかに止めない仕組みを作る事は前提として必須ですが、万が一止まった時に、いかに早く復旧改善が行えるかで、企業のBCPのあり方を含めパトライトの製品は重要な立場に位置付けられるのではないかと思います。

今回は、監視業務を可視化するネットワーク監視表示灯を紹介しました。ガッテン承知できましたか。さて、次回は「Active Sensor」をつないでガッテンします。未知の攻撃行動をももらさず検出し防御する「Active Sensor」は、どのような仕組みなのでしょうか。ぜひ楽しみにしてください。

株式会社パトライト マーケティング本部

回転灯・表示灯等の情報表示機器メーカーとして、数年前にITネットワーク業界への参入を計画。
「光・音・文字」の要素技術をネットワーク化し、簡単に情報の可視化を実現するソリューションを提案している。
これまで、プロダクトごとに国内外の主要ベンダーとの連携やアライアンス強化をはかり、ITネットワーク界での「パトライト」の知名度向上と製品の拡販活動を実施中。
http://www.patlite.jp/

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