光って鳴るだけじゃないぞ、ネットワーク監視表示灯
ただ、光るだけじゃありません!
パトライトのネットワーク監視表示灯「NHM-3FB」「NHE-3FB」はこれまでのパソコン制御の表示灯に比べ、機能面で革新的な変化を遂げました。
これまでの表示灯の役割は、「命令を受けて、光って鳴る」とある意味当たり前の機能だけでした。
革新的な変化とは、もっとインテリジェントに自律する表示灯を目指し、表示灯自身が「ネットワークの機器を監視」して、異常を検知すると同時に、通知方式として光と音だけでなく、メール送信まで行えるようにしたことです。
最大5色までの色の表現が必要なのは、表示灯自身が監視するため表示灯での障害の判断ができ、その内容を色分け区別で可視化することで、運用の利便性向上をはかれるからです。
ネットワーク監視表示灯の主な機能
ここで、ネットワーク監視表示灯の多様な監視機能について紹介しましょう。
まず、UNIXやWindowsで標準的に実装されているコマンドライン用リモートコマンドである「rsh」を利用した簡単制御が可能で す。ほとんどのネットワーク監視ソフトや資産管理、情報セキュリティソフトのほか、さまざまな業務アプリケーションには、イベント発生時に外部コマンドを 実行させる機能を有していますので、スムーズな連携動作を実現します。また、新たに制御コマンド(exe)をインストールする必要もなく、サーバやアプリ ケーションに対しての負荷を低減することができます。
またSNMP対応としてMIBも提供していますので、SNMPベースの監視ソフトとの連携をスムーズに実現します。そして、注目すべき機能 として「SNMP trap受信機能」を実装しており、簡易的なSNMPマネージャとしても利用可能です。M2M(Machine to Machine)の環境下において、監視用PCや監視ソフトを導入できなくても、SNMPに対応した周辺機器(UPSやルータ、プリンタ、環境監視装置な ど)との設定のみで、「監視→警告→報知」の一連の監視プロセスが、「NHM-3FB」型1台で実現できます。またSNMP setでの制御や、他のSNMPマネージャに向けてTrapを送信することも可能です。
続いて、ping監視機能として、ICMPを利用した最大16台のIPアドレス死活監視が可能です。各IPアドレスに対して個別に動作表現 (点灯・ブザー吹鳴およびメール送信)を設定でき、監視対象機器からの応答が無ければ、自動的に設定した通知を行います。また、復旧した際には点灯色を変 更したり、ブザーを消す他にも、復旧したことをメールで通知するなど、運用に合せた制御と動作の設定が可能です。
なおメール送信(SMTP)機能を活用し、上記の機能による各制御動作や本体のクリアスイッチが押された情報をトリガーとして管理者に簡易的なメールを送信することもできます。
加えて表示灯はWebサーバを搭載しており、上記の基本動作を実現するための個別設定やIPアドレス、NTPサーバなどのネットワーク設定 を、他の周辺機器を設定する感覚で、簡単に行えます。また、本体の動作ログを最大258件収集するほかにも、Web経由で「NHM-3FB」の点灯・点滅 などの動作状態を確認することも可能です。
さらに「PRSH」と呼ばれるパトライト独自のコマンドプログラムに対応しており、通常のrshコマンドより安定した通信と制御を確立する ことができるほか、ネットワーク内に存在する「NHM-3FB」「NHE-3FB」のIPアドレスをファイルに抽出し、ファイルレベルで制御を一括して行 うことができます。また、ログ情報の書き出し(リダイレクトによる)やIPアドレスごとに抽出することも可能になり、ネットワーク監視表示灯をさらに高機 能にする機能を持っています。
続いて、ネットワーク監視表示灯の応用的な使い方を紹介します。