PR

JSONってなにもの?

2008年5月12日(月)
竹添 直樹

JSONとは何か?

JSONとはJavaScript Object Notationの略で、XMLなどと同様のテキストベースのデータフォーマットです。

その名前の由来の通りJSONはJavaScriptのオブジェクト表記構文のサブセットとなっており、XMLと比べると簡潔に構造化されたデータを記述することができるため、記述が容易で人間が理解しやすいデータフォーマットと言えます。

なお、JSONは2006年に「RFC 4627(http://www.rfc-editor.org/rfc/rfc4627.txt)」として公開されています。

例としてXMLとJSONで同じデータを記述したものをリスト1とリスト2に示します(図1)。

リスト1のXMLではすべての情報をタグで囲んだテキストノードとして記述していますが、XMLでデータを表現する場合、データの記述方法として属性とテキストノードの使い分けが必要になります。

JSONの場合、そのようなことを気にする必要はありません。また、XMLには閉じタグが必要となりますが、JSONの場合カッコに対応する閉じカッコ以外は不要です。JSONはXMLと比べるとタイプ数も少なく、きちんとインデントされていれば可読性も高いことがわかります。

図1:同データのXMLとJSONの記述例とAjaxの概念図(クリックで拡大)

JSONの利用シーン

JSONは前述の通り、JavaScriptのサブセットなのでeval()関数で評価することでJavaScriptオブジェクトに変換することができるという特徴があります。eval()関数は引数で渡された文字列をJavaScriptコードとして評価し、その結果を返します。

このようにJavaScriptとの親和性の高さから現在ではAjaxでのデータ交換フォーマットとして広く利用されるようになりました。

AjaxはもともとAsynchronous JavaScript + XMLの略で、Webブラウザ上で動作するJavaScriptでサーバからXMLデータを取得し、取得したデータをDHTMLを活用してコンテンツに動的に反映するという手法です(図1)。

このXMLの代わりにJSONが使われているわけです。JSONを利用することで冗長なXMLと比べて通信時のデータ量を削減できるなどのメリットもあります。

AjaxのサーバサイドはJavaやPHPなどの言語を利用して実装されることが多いのですが、すでに主要なプログラミング言語にはJSONの生成や読み込みを行うライブラリが存在するため、JavaScriptに限らず言語をこえたデータ交換のためのデータフォーマットとしてJSONを利用することができます。

NTTデータ先端技術株式会社
NTTデータ先端技術に勤めるしがないプログラマ。最近はOSS、アジャイルをキーワードに活動しつつ、余暇を利用して書籍の執筆などを行っている。著書に独習JavaScript(共著、翔泳社刊)など。

Think IT会員サービスのご案内

Think ITでは、より付加価値の高いコンテンツを会員サービスとして提供しています。会員登録を済ませてThink ITのWebサイトにログインすることでさまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think IT会員サービスのご案内

関連記事