簡単すぎる!ウェブマスターツールの設定
インデックスする地域を設定する
まずは、皆さんが運営するサイトが、適切な国・地域のGoogleサイトで検索できるようにするための作業です。
例えば、シンガポール向けに作成した英語で記述したサイトが、米国と認識されるためにGoogleシンガポール(google.com.sg)で表示されないといったことが、グローバル企業のサイトで時折、見かける問題です。
こうした問題を解決するために、ウェブマスターツールから自分の所属国・言語を指定しておきましょう。ウェブマスターツールのメニューから「設定」を選択すると、サイトの設定画面が表示されます。ここで「ターゲットユーザーの地域」にチェックを入れて、右側の選択肢から対応する国を選びます。日本人をターゲットにするなら、google.co.jpを示す日本を選択します。
また、使用するドメインについて、wwwの「あり・なし」の設定もできます。あり・なしを混在させると、被リンクが分散してしまい評価が下がるので、どちらかで統一しましょう。
インデックスの制御を確認する
次に、同じ画面から、クロール頻度の設定も確認しましょう。先ほどの「設定」画面を開き、一番下の項目「クロール頻度」を確認します。デフォルトは「クロール頻度はGoogleが決定(推奨)」が選ばれています。
これは基本的に操作する必要がないのですが、例えばウェブページを動的に出力しており、サーバーに負荷がかかりがちな時、クローラのアクセス頻度によってはページが開くまでに時間がかかるケースがあります。筆者の場合、とある検索エンジンからのクロール頻度があまりに多く、運営するサイトのサーバーが落ちてしまうことなどありました。
検索エンジンの中でもGoogleは比較的、サイト運営者に配慮して無理なアクセスはしていないのですが、それでも困る方もいるかと思います。その場合は、「カスタムクロール頻度を設定」をクリックします。
カスタムクロール頻度の設定画面は、スライドバーを左右に動かすと、右側にリクエスト回数/秒とリクエスト間の時間(秒)という数値が変化します。希望の値になるようにバーをスライドさせて、保存ボタンを押しましょう。
ちなみに、Googleは更新頻度が高いページにはクロールの頻度が多く、更新があまりされないページへはあまりクロールしません。また、頻度の多さと検索順位とはまったく関係ありませんので、ページ更新や追加が少ないのに頻度を上げるのはやめましょう。ここで設定を変えても、そういったサイトにおいてはまったく効果がありません(頻度があがりません)。