Concrete5ってCMSを知ってますか?
ダッシュボードは何をするところ?
それでは実際に使ってみることにします。インストールの完了画面からダッシュボードと呼ばれる管理画面に入ることができます(図2)。また、インストール完了の画面に表示されているパスワードは忘れないようにしておきましょう。
では一通り機能を見ていきましょう。ダッシュボードを開くと現在のサイトのアクセス数や、Concrete5に関する最新のニュースなどが確認できます。簡易ではありますが、アクセス解析にもなっています。
まず、「サイトマップ」です。サイトマップは、ページを追加したり、削除したり、さらに階層の設定をするところです。このサイトマップの使い方がConcrete5のもっとも特徴的な部分で、慣れてしまうとほかのCMSに戻れなくなってしまうかもしれません。次のページで、実際に使いながら詳しく見ていきましょう。
次に、「ファイルマネージャ」です。ここは画像やFLASHなどのファイルの管理をするところです。ファイルの表示や追加、削除ができます。
「フォーム入力内容」は、お問い合わせフォームなどを設置した場合に、問い合わせを確認する場所です。
「ユーザ」「グループ」はほかのCMSと同じで、ユーザーやグループを設定することができます。編集権限も決めることができますので、複数人でサイトを運営することも可能です。
「ページタイプ」とは、レイアウトの管理をする機能です。Concrete5では、ページごとにレイアウトを変えられるため、その管理をする必要があります。また追加のmetaタグの管理もできます。
「テーマ」は、サイトのデザインを一括して変更する機能です。本連載では、オリジナルのテーマを追加して、自由にサイトのデザインを構築できるようにしていきます。
「追加機能」では、Concrete5の核となる「ブロック」の管理をします。Concrete5では、このブロックを組み合わせてサイトを構築していきます。
「メンテナンス」は、自動化された機能が管理されています。標準では、サイト内検索用のインデックスの作成や、検索エンジンに読み込ませるsitemap.xmlの生成が可能です。
「ログ」は、その名のとおりログを閲覧できる機能です。送信したメールや、編集のログなどを確認できます。
最後に「全体設定」は、サイト名の設定やメンテナンス状態への移行、アクセス権限などの設定をする機能です。
Concrete5ってブログじゃないの?
今まで、XoopsCubeやMovableType、WordPressを使ったことがある方は、このConcrete5を使ってみて、「管理画面に記事の追加が無いぞ?」と思ったかもしれません。なぜならば、Concrete5はブログではなく、純粋にコンテンツを管理するシステム(Contents Management System)だからです。
Concrete5でも、もちろんブログのように、記事を追加し、そこに写真やFLASHを含めることができます。このようなコンテンツに加え、地図の追加・管理、動画やゲストブック、アンケートなどもコンテンツとして管理するCMSなのです。