Flashを使ったソーシャルなサイトを探訪する

2008年6月5日(木)
吉田 光利

特殊なインターフェースとFlash

 最後に紹介するのが、Flashを使った理想のサイトといえるiKnow!(http://www.iknow.co.jp/)です。英語学習のためのコミュニティーサイトなのですが、Flashを使用した英語学習アプリケーションは圧巻です。

 iKnow!は語学を学ぶ人のための、パーソナル学習アプリケーションを搭載したコミュニティーサイトです。脳科学に基づいて開発されたラーニング・エンジンが、あなたの学習パフォーマンスをすべてトラッキングし、最適な学習プランを自動的に提供するという画期的、かつ効果的な方法で英語を学習できます。

 Flashによる学習アプリケーションの提供と、Ruby on Railsによるソーシャル機能の実装によって、見事に上記のコンセプトを実現しています。それではiKnow!の基本的な使い方を紹介しながら、それらの技術がどのように使われているか見ていきましょう(図3)。

 iKnow!を始めるに当たって最初にすることは、これから学習するチャンネルの選択になります。このチャンネルというのは、スクールで言うと講座に当たるもので、それぞれのチャンネルにオーナがいます。オーナと言うのはスクールで言うと講師兼チューターに当たるようなもので、そのチャンネルの責任者です。チャンネルには初心者向けのものから上級者向けのものまで、いくつか用意されています。自分のレベルにあったチャンネルを選択し、学習を始めることができます。

 例えばTOEICチャンネルを選択してみると、TOEICチャンネルの詳細ページに遷移します。さらにここでいくつかのシリーズに分かれていて、その中でもいくつかのコースに分かれています。ユーザーはその中から自分のレベルに合ったコースを選択します。

 コースが決まったので、いよいよ学習の開始です。iKnow!アイコンをクリックすると別ウインドウが開き、Flashコンテンツが表示されます。ここではまず学習のスケジュール(終了予定日)を決めてスタートします。

 そして、このサイトの真骨頂とも言える、Flashコンテンツによる学習が始まります。クイズ形式で進んでいくのですが、これがものすごく小気味がいいのです。ほとんどはキーボードショートカットでいけるし、まったくストレスを感じません。筆者は任天堂DSの「英語漬け」も以前にプレイしましたが、それと同等、もしくはそれ以上のレスポンスのよさを感じます。しかも無料、これはすごい!というかFlashでここまでできるということに感動を覚えます。そして、レッスンが終了すると今回学習した内容が表示されます。ウインドウを閉じてマイページに変えると先ほどのレッスンが記録されていて、進捗状況などを確認することができるようになっています。

Flashの持つ可能性

 このようにFlashを使用したインターフェースとWebアプリケーションを組み合わせると、非常にパワフルなサイトを作成することができます。iKnow!のようなコンセプトを持つサイトは、HTML+CSS+Ajaxでは実現不可能ですし、Flashとい存在があったからこそ形になったと思います。このようなサイトの登場は、既存の教育スタイルも変えてしまうようなパワーを持っています。筆者も教育業界にも身をおいているので、このようなアプリケーションの登場はすごく刺激的です。

 ここで使われている技術は今回の特集で紹介するFlash+Ruby on Railsです。この2つの技術を習得すれば、このような未来型のサイトを構築することも夢ではありません。次回は、日本ではもう見る事も聞く事もできないPandora.comのような連続再生できるラジオを制作していきます。

BRIANS PET TOKYO主催者 WebデザインからRuby on RailsでのWebアプリ構築までをトータルに行うWebコンテンツデザイナ。現在はBRIANS PET TOKYOにてWebアプリケーション「DORIBAR(ドリバー) 」を開発中 http://brianspet.com

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