|
||||||||||||||||
| 前のページ 1 2 3 | ||||||||||||||||
| 企業価値を生み出すために | ||||||||||||||||
|
説明してきたように、内部統制はコンプライアンスと密接に関わってきており、企業としては実施しなければならない。しかし、ただ単に内部統制を行うのでは、そのための人件費や情報システムの構築費など、コスト負担が大きくなる。それでは、企業としては実施しづらい部分もある。 そこで、内部統制はコンプライアンスのためという考えではなく、企業の価値を高めるために行うといった目的を持ち、モチベーションを高める必要がでてくる。 内部統制を行うにあたって重要になってくるのは継続的な運用であり、いわゆる「PDCAサイクルをまわす」である。これを、企業価値の向上に繋がる活動に繋げていく場合、次のような段階へ進むと考えられる。
表3:内部統制からの発展 そして、これらを行っていくには、情報システムの選択も重要になってくる。例えばBPMでは、モジュール型のシステム(SOAなど)の導入が必要になってくるだろう。 また、企業価値向上のための施策は、内部統制を実施していく上でも重要になってくる。なぜならば、単に内部統制を実施するのでは、社員のモチベーションも下がり、プロセスができても中身がないものになってしまう恐れがあるからだ。 いかに継続的に実施していくがポイントである内部統制においては、社員のモチベーションは非常に重要になってくる。また、経営層からは具体的なメリットを生み出せる施策が必要になるため、他の施策と組み合わせて内部統制を提案するところも多い。 ここで説明した施策以外にも様々な施策があるかとは思う。例えば、CSRなどに活用するところもあるだろう。重要なのは、内部統制を行うためのメリットを明確にすることである。 なぜ、内部統制を行わなければならいのか。単に内部統制を行うのではなくメリットを生み出す方法をThinkITの連載を見て探っていって欲しい。
日本版SOX法への取り組み方
http://www.thinkit.co.jp/free/article/0606/9/1/ 情報化による業務システム改善 http://www.thinkit.co.jp/free/article/0605/10/1/ |
||||||||||||||||
|
前のページ 1 2 3 |
||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
