第3回:電子メールシステム強化の取り組み(後編) (3/3)

シマンテックイエローブック
電子メール環境を効果的に管理するための総合的アプローチ

第3回:電子メールシステム強化の取り組み(後編)

著者:シマンテック   2007/2/15
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電子メール管理コストの上昇

   電子メールの使用とその範囲は急速に拡大しています。ビジネス電子メールの量は、2009年までに年間25から30パーセント増加すると予測されています。

   この数字には、現在インバウンドメール全体の約3/4を占めているスパムは含まれていません。この増加は、電子メールの利用における重要な変化を反映しています。

   企業ネットワークで受信される電子メールの量は、組織の電子メールゲートウェイシステム、MTA、電子メールストレージサーバー、グループウェアサーバーの容量を超えることが少なくありません。電子メールの量が増加するにつれて、電子メールのインフラストラクチャも増大します。

   新しい問題が出現した場合、企業は互いに独立して問題を解決しようとする傾向があります。この方法は電子メールシステムをより複雑なものにし、全体的な管理コストと運用コストを上昇させることになります。

課題に対するシマンテックの取り組み

   電子メールが組織に定着し普及するにつれて、新しい課題が発生しています。ベリタスソフトウェアの製品ラインが加わった新しいシマンテックでは、さまざまなビジネス課題を解決できる包括的な機能を備えた単一の実績あるソリューションをIT組織に提供しています。

   企業は、新しいバージョンのメッセージングサーバーに移行するときや、サーバーの統合を検討するときに、ビジネスの成長をサポートするインフラストラクチャの計画を立てることができます。

   包括的ソリューションは、電子メールインフラストラクチャに対するさまざまな要求を、関連性のない課題の集まりと捉えるのではなく、多くの側面を持った単一の課題と捉えることで解決します。

   以降の章では、Symantec Email Security and Availability for Microsoft Exchangeソリューションについて説明します。

   このソリューションに含まれているシマンテック製品は、連携して機能することで、情報の完全性を維持し、セキュリティを確保すると同時に、高速で中断されないアクセスを実現します。

   セキュリティと可用性の2つの目標を妥協せずに実現するのは困難なタスクですが、複数の製品が連携したこの単一のソリューションは、課題に対して包括的に取り組むことによって、この困難なタスクを実現しています。

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株式会社シマンテック
著者プロフィール
株式会社シマンテック
シマンテックは、情報のセキュリティ、アベイラビリティ、整合性の確保に役立つソリューションを個人や企業のお客様に提供する世界的なリーダーです。米国カリフォルニア州クパティーノに本社を置くシマンテック コーポレーションは、現在、世界40ヶ国以上で事業を展開しています。
http://www.symantec.com/jp


INDEX
第3回:電子メールシステム強化の取り組み(後編)
  高可用性に対する要求
  法的証拠としての電子メールの保存
電子メール管理コストの上昇
電子メール環境を効果的に管理するための総合的アプローチ
第1回 電子メールのセキュリティと可用性
第2回 電子メールシステム強化の取り組み(前編)
第3回 電子メールシステム強化の取り組み(後編)
第4回 電子メール管理の重層的アプローチ
第5回 電子メールのセキュリティのポイント
第6回 電子メールのアーカイブ化と耐性基盤の構築
第7回 電子メールセキュリティの強化
第8回 電子メールのアーカイブ化
第9回 耐性システムを構築する
第10回 電子メールセキュリティと電子メールアーカイブソリューションのまとめ
第11回 迷惑メールの遮断
第12回 Symantec Mail Security for Exchangeの設定概要
第13回 Symantec Mail Security for Exchangeを設定する際の注意事項
第14回 ゲートウェイサーバー層におけるネットワーク境界の保護
第15回 電子メールのコンプライアンス
第16回 コンプライアンスにおけるITの役割

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