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| ムーアの法則が後10年続く | ||||
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インテルは1月29日、45nmプロセス技術を採用したCPUのサンプル版「Penryn」(開発コード名)の開発に成功したと発表した。 今回試作したCPUは、トランジスター・ゲート絶縁膜に「High-k」材料と呼ばれるゲート絶縁材料を採用したことにより、性能を落とすことなく、ゲートリーク電流を削減できたとしている。65nmプロセスと比べると、動作電力の30%削減、20%の速度向上、ゲートリーク電流90%の削減を達成できたという。 インテルでは、この45nmプロセスのCPUによって、チップやPCの開発における設計やサイズ、消費電力、騒音、コストといった課題を解決できるとし、1つのチップに集積されるトランジスターの数は約2年で倍増するという。そして、業界で広く知られた経験則「ムーアの法則」を今後10年は続けることができるという。 また、試作したCPU上でWindows Vista/XP、Mac OS X、Linuxおよび様々なアプリケーションの動作を確認したとしており、2007年後半の販売開始に向けて順調に開発が進められているとのこと。 (ThinkIT編集局 安詮院 康広)
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