
ノークリサーチ、中堅・中小企業の6割がサーバの導入に前向き「IT投資動向の調査報告」発表
中堅・中小企業IT投資ERP
2007/06/26 15:00
2007年中堅・中小企業のIT投資動向に関する実態調査報告を発表
ノークリサーチは6月25日、2007年中堅・中小企業のIT導入実態調査を実施し、その分析結果を発表した。
同調査から、中堅・中小企業の6割がサーバの導入に前向きであることがわかったという。しかし旧システムのリプレースが主な目的であり、内部統制などの経営的な課題への対応意識は低いとのことだ。また、アプリケーションの導入状況については、劇的な変化が少なく、グループウェアやDWHなど情報系ソリューションに大きな関心が集まっている。
中堅・中小企業のサーバ導入意向
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
基幹系ITソリューションの導入状況は「財務・会計管理」が89.4%、「人基幹系ソリューション管理・給与管理」が84.8%、「販売管理・在庫管理」が81.9%と全体の導入割合が極めて高い結果となったという。また、基幹系ITソリューションについて新規検討中および関心があると答えた割合は低く、基幹系への新規ソリューション展開はすでに飽和状態にある可能性が高いと分析する。
ERPについては、他の基幹系ソリューションに比べ導入率は低いものの、こちらは新規検討中および関心があると答えた割合が高く、今後の導入余地が高い分野だとしている。
(ThinkIT編集局 曽我 一弘)