日本IBM、ミッドレンジ向けテープ・ライブラリー「IBM System Storage TS3400 モデルL5U」を発表

ITニュース

日本IBM、ミッドレンジ向けテープ・ライブラリー「IBM System Storage TS3400 モデルL5U」を発表

日本IBM暗号化テープ・ライブラリー

2007/2/19 15:00

暗号化機能を備え、機密情報管理に最適

日本IBMは2月19日、ミッドレンジ向けテープ・ライブラリー「IBM System Storage TS3400 モデルL5U(以下、TS3400)」を発表した。最小構成での価格は966万円で、出荷開始は3月9日を予定している。

TS3400は、ドライブに暗号化機能を装備したテープ・ドライブ「IBM System Storage TS1120」を採用し、サーバ側のデータ暗号化アプリケーションを使用することなく、データの暗号化が可能な製品だ。最大18個のテープ・カートリッジを装着可能で、3対1のデータ圧縮を実行した場合37.8TBのデータを記録できるとのこと。

IBM i5/OSやIBM AIX、IBM System z Linux、HP-UX、Sun Solaris、Linux、Windowsなど、ファイバーチャネルケーブル接続をサポートする主要なOSに対応する。また暗号化機能では、Application ManagedやSystem Managed、Library Managedといった管理形態をサポートするという。

同製品は、1台のTS3400を論理的に分割して複数のシステムで共有できるほか、書き込み経路でエラーが起こると自動的に他の経路に振り替える「パス・フェイルオーバー」や、自動的に指定したデータのバックアップを作成する「自動バックアップ」、ネットワーク経由で運用状況を確認・操作できる「遠隔監視」などの機能を備えている。

その他の主な機能は以下の通り。

  • 最大100MB/秒の高速転送(非圧縮時)
  • 最大10MB/秒の検索速度
  • 1カートリッジで最大700GB(非圧縮時)/2.1TB(3:1圧縮時)を実現
  • データ改竄防止に有効なWORMテープを利用可能
  • ドライブに暗号化機能を装備し、セキュリティ機能を強化
  • スタンドアロン/ラックマウント対応(5U)
  • 1年の保証期間

同製品は日本IBMおよびIBMビジネス・パートナー経由で販売される。なおテープ・メディアについては、IBMビジネス・パートナーから購入できるとのこと。

問い合わせ先

日本アイ・ビー・エム株式会社

ダイヤルIBM

TEL:0120-04-1992

URL:http://www.ibm.com/jp/

関連記事・ニュース

(ThinkIT編集局  神保 暢雄)

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る