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| SOX法対応を契機に抜本的な業務改革を強力に推進 | ||||
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本日最後のセッションでは、「SOX法対応を契機に業務改革。その成功ポイントとは」と題して、株式会社ワーナーミュージック・ジャパン システム部 システム管理課 課長 藤野 勲氏が講演を行った。 SOX法の対応の経緯について藤野氏は「2005年5月の米ワーナーミュージックのニューヨーク市場上場に伴い、日本法人ながら売り上げの15%を占めるワーナーミュージック・ジャパンにおいても、SOX法が適用されることになった」と語る。 ![]() 株式会社ワーナーミュージック・ジャパン システム部 システム管理課 課長 藤野 勲氏 同社では、帳票などの書類入力については紙からExcelやWordへ移行していたが、実際の利用は紙ベースで行っていた。今回のSOX法適用を契機に、これらをすべてデジタル化し、システムによって管理することにしたという。 |
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| 「電子フォームワークフローセット」を選んだポイント | ||||
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システム導入に当たっては、数社の製品を選定し、その基準として「ユーザインターフェース」と「モバイル環境での利用」に重きを置いたという。 「ユーザインターフェースは利用者がなじみやすいものを選ぶことで、ユーザのトレーニングの軽減ができ、導入がスムーズに行えた」と語る。また同社の場合、出張が多いため書類の承認が滞る場合があったが、モバイル環境での利用によって解消できたとのこと。 |
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| プロジェクト成功の鍵 | ||||
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藤野氏は今回のプロジェクトの成功の鍵として、2つの点をあげる。
表1:成功の鍵
またシステム導入による業務そのものの効率化以外にも、ワークフローの改善という利点があったという。「システム運用の際に、人に依存する部分で問題が発生した。しかし業務を行った時間が記録されていることで、どこに遅れが生じているのかが可視化できたために、ワークフローの見直すことができ、業務全体の効率化がはかれた」と藤野氏は語り、これまであいまいだった点が明確にできたことを強調した。 今後の展開として、他の業務へ拡張していくとともに、全社規模でのデータ連携を行っていきたいと語った。 (ThinkIT編集局 千本松 歩)
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