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| はじめに | ||||||||||||
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はじめまして。本連載の担当をさせていただきます、ビーブレイクシステムズの山下と申します。どうぞよろしくお願いします。 本連載では「徹底比較!! Eclipse & NetBeans 5」と題して、2006年1月31日にリリースされたNetBeans 5.0とEclipseを比較します。 NetBeansは最初Forteという製品として、Sun Microsystemsが開発していたものです。それがオープンソースとして寄与され、現在はNetBeans.orgが主体となって開発が進められています。現在Sun Miccrosystemsが販売しているSun Java Studio CreatorもNetBeansがベースとなっています。 一方、EclipseはJavaの開発環境としてはデファクトスタンダードの地位を確立しています。読者の多くも開発環境としてEclipseを利用されていることでしょう。 果たして使い慣れた環境を捨て、NetBeansに移行するメリットはあるのでしょうか。本連載ではNetBeansの機能を紹介しながら、双方のメリット・デメリットについて解説していきます。 |
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日本語版について 本連載では英語版NetBeans 5.0を用いています。日本語版に関しましては「NetBeans 翻訳プロジェクト」を参照してください。 NetBeans 翻訳プロジェクト(translatedfiles) http://translatedfiles.netbeans.org/index_ja.html |
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| NetBeansとEclipseの生い立ち | ||||||||||||
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NetBeansは、もともとチェコ共和国のNetBeans Ceska republikaで開発されていましたが、Javaに関する技術を広めるためにSunがPureJavaで作成されているNetBeansを買収することになりました。 また同時にアメリカのForte SoftwareのForteも買収し、大規模システムの開発ツールとしてForteが、クライアントや小・中規模システムの開発ツールとしてNetBeansを持つ形となり、NetBeansとして統合することになりました。 現在では、オープンソースとしてNetBeans.orgが主体となって開発が進められています。
Welcome to NetBeans
http://www.netbeans.org/ 一方Eclipseですが、IBMとOTI(Object Technology International)のIDE開発プロジェクトとしてはじまりましたが、Eclipse Foundationにソースを寄贈したことにより、現在の形となりました。現在はEclipse Foundationによって開発が進められています。
Eclipse.org home
http://www.eclipse.org/ 商用製品として開発されていたものが寄与され、オープンソースプロジェクトとして進化しているという点で両者の生い立ちは非常によく似ています。 |
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| アーキテクチャ | ||||||||||||
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NetBeansとEclipseはどのようなアーキテクチャでできているのでしょうか。それぞれを図に示します。 ![]() 図1:NetBeansのアーキテクチャ ![]() 図2:Eclipseのアーキテクチャ 両者のアーキテクチャは非常によく似ており、NetBeansではモジュール、Eclipseではプラグインと呼ばれる機能拡張のためのインターフェースを利用して様々な機能を実現しています。 Eclipseがここまで広まった大きな要因として、プラグインの充実があげられますが、現時点ではNetBeansのモジュールはEclipseと比較すると数が少なく、モジュールの充実が今後のNetBeansの広まりの鍵を握っているといえるでしょう。 |
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