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徹底比較!! Eclipse & NetBeans 5
第1回:NetBeans 5の登場
著者:
ビーブレイクシステムズ 山下 広人
2006/2/24
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NetBeansの機能
開発者にとって重要なのは、「どれだけ簡単にコーディングができるか」だと思います。
今年リリースされたNetBeans 5.0では、補完機能が充実しており開発を容易にする機能が多く含まれています。GUI作成の作成補助をしてくれる「Matisse」やコード補完、リファクタリングなど必要な機能は一通り揃っています。
表1に代表的なNetBeans 5.0の機能一覧を示します。
No
機能名
概略
1
Matisse
GUIビルダー。画面作成のサポートを行います。
2
Server対応
Sun Java System Application Server 8.2
JBoss 4
WebLogic 9
Tomcat 5.5.7(バンドル)
3
Webアプリケーションフレームワーク
プロジェクトに対し、Java Server Faces(JSF)とStrutsを組み込ませることができます。
4
コード補完
文字列補完などのコーディングサポートを行います。
5
リファクタリング
安全にメソッドを削除することや依存関係のクラスへメソッドの移動など、リファクタリング機能が強化されました。
6
エディタの強化
エラー箇所の即時表示など、コーディング機能が強化されました。
7
バージョンコントロール
CVSサポート機能が強化されました。
8
開発者共同モジュール
ネットワーク上での同時開発を可能とするモジュールが用意されました。
表1:機能一覧
この中からNetBeans 5.0の目玉ともいえる
GUIビルダー
について紹介していきます。
GUIビルダー「Matisse」
Javaで画面を開発する場合には主にSwingを使用しますが、Swingを用いた開発をされたことがある方は苦労したかと思います。
GUIの開発ツールとしてはEclipseのVisual Editorを思い浮かべる人が多いと思いますが、Visual Editorはそれほど高性能とういわけでもないために使い勝手があまりよくありません。
NetBeans 5.0のGUIビルダー「Matisse」は、Visual Basicライクにコンポーネントを配置することができ容易に画面を作成することができます。
では、実際に動かしてみましょう。
まずは画面のベースとなるJFrameの作成手順を表2に示します。
メニューから「New Project」を選択しNew Projectウィンドウを表示します。
Categoriesの「General」を選択しProjectsの「Java Application」を選択し「Next」を押します。
Project LocationにSourceを保存したい場所を選択後、「Finish」をクリックします。
FilesウィンドウのツリーからJava Applicationを選択します。右クリックして、「New → JFrame Form」を選択します。
Packageに「frame」を入力し「Finish」を押します。
表2:JFrameの作成手順
ここまでで図3のようなトップレベルコンポーネントのJFrameがデザインエリアに表示されました。
図3:JFrameの新規作成
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
続いてPaletteのJPanelを選択して、デザインエリアにドラッグ&ドロップします。この時、図4に示すようにフレームに対して必要なマージンをとった形でのガイドラインが表示されますので、簡単にJPanelを作成することができます。
図4:JPanelの新規作成
JPanelを作成後、JFrameにそった形で広げます。図5にあるように、JPanelに表示されている小さな四角い部分をドラッグするだけです。
図5:JPanelのリサイズ
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著者プロフィール
株式会社ビーブレイクシステムズ 山下 広人
オブジェクト指向技術コンサルタント。前職ではミッションクリティカルなシステム開発に従事。システム寄りな知識だけではなく、業務関連の知識を身に付けるべく会計・簿記を学び、その知識をいかすために会計システム構築ノウハウのあるビーブレイクシステムズに転職し、現在に至る。
INDEX
第1回:NetBeans 5の登場
はじめに
NetBeansの機能
タイトルとJLabel