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| 企画・開発・運用の組織形態 | ||||||||||
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今回は、IT部門の組織形態を以下の3タイプに分類し、アンケートで自社のIT部門がどの状態に近いかを聞いた。 |
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表1:IT部門の組織形態 |
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| どの組織形態を採るかは、企業規模・経営姿勢・業務形態・企業風土・IT化の方向性などのさまざまな要素を総合的に勘案し、各企業が最適なタイプを選択しているものと考えられる。多くの企業がITガバナンスの強化に取り組んでいる昨今、どのような組織形態を採っているかは興味深い。 2004年度の調査結果を見てみると図1のとおり、961社のうち集権型が一番多く、73.7%、連邦型が20.0%、分散型が6.3%となっている。 アンケートと同時に行ったインタビューでは、企画・開発・運用の担当とあわせ、この組織形態について、もう少し詳細に、図2を提示して、選択してもらった。 集権型は、企画・開発・運用を本社IT部門が担当しているAタイプ、戦略・企画機能のみ本社機能として残して開発・運用については情報子会社担当する、あるいはアウトソーシングをしているBタイプ、さらにアウトソーシングをすすめ、本社には戦略を担当する数名だけが残るというCタイプに分けている。連邦型についても同様に、開発・運用アウトソーシングの状況によって、2つのタイプに分けている。 今回インタビュー対象となった企業は大企業が中心である。およそ6割が集権型であり、その内の約半数が集権型Bに分類される。すなわち、本社の情報システム部には企画機能のみを残し、開発以降はすべてアウトソースしているというタイプである。また、完全に集権Cまでは行かないが、集権Bと集権Cの中間くらいという企業も多かった。タイプとして次に多いのは連邦型Bであった。 大企業においては、戦略や企画立案には本社IT部門が強く関与し、開発や運用は情報子会社やアウトソーシングでという形が主流になりつつあるようである。企画も含めてすべて子会社などにアウトソーシングしているという企業も何社か存在した。 |
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書籍紹介 「企業IT動向調査報告書2005」 本連載は日本情報システム・ユーザー協会より発刊されている「企業IT動向調査報告書2005」をもとに記事を掲載しています。上記調査報告書には、さらに詳しいデータや分析結果、考察が記載されています。調査資料のご購入は下記のリンクより行えます。 |
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